10月期ドラマとりあえず1話

安堂ロイドの感想は別枠ですでに書きました。
それ含めて、今のところ1話だけを見て面白い順にならべると

★★★★★　ごちそうさん＝リーガルハイ＝安堂ロイド
★★★★　　クロコーチ＞陰陽師へようこそ
★★★　　　独身貴族＞都市伝説の女
★★　　　　刑事のまなざし＞ガラスの家＞東京バンドワゴン＞ハクバの王子サマ
★　　　　　ダンダリン

てな感じ。
ダンダリンはリーガルの裏だから２回目から見ないと思います。
１回目で引きつけられたら続けてみただろうけど、あの主人公のキャラは魅力がない。

クロコーチは若干テンポがたるかったけど、話自体はさくさく進んで面白かった。
なにより長瀬さんの役が合ってますね！
しかしマジで殺していたとは本気で黒いな…

陰陽師は気楽に楽しく見れるコメディでよかった。
口八丁手八丁でだまくらかし、人を幸せにする主人公に好感。
でもちゃんと計算もあって偽善じゃない。
本当に霊力があるのは高校生のほうなんだろうね。

独身貴族も面白くなりそうなんだけど、いかんせん進みが遅くてたるかった。
話の内容自体はそんなに濃くないのに。
もっと掛け合いの面白さとかできなかったのかな、最高の離婚みたいに。

リーガルは面白かったわ〜でも１話完結で初めてほしかった。
そしてコミカドが負けるところなんて見たくなかったわ！！！
爽快感と毒と皮肉がたりない、それがこのドラマのいいところだったのに。
でもしょっぱなのアイドル歌と「き・み・じゃ・な・い、きみじゃない！」
は大受け。

安堂ロイドの挑戦に拍手したい

びっくりしたーーー！！！！

これを日9でやるか！！
ゴールデンのドラマでやるか！！！！！
半沢直樹のあとでやるかーーーーー！！！！！！！！

その挑戦魂にまずびっくり、そして応援したい。
前評判が悪かったからハードルが下がっていたっていうのもあるけど、面白かったです！
何よりアクションがなかなか魅せるものだったし
キムタク（後半）はやっぱりかっこいい。

最初の物理学者の役の時は、ちょっとさえない残念な感じの男性で、それがあまりハマってなくて
やっぱりキムタクはキムタクだなあなんて思ったんだけど
後半のアンドロイドになってからの、いちいち止め絵のかっこよさったら！！！
やっぱりね、キムタクにはこういう風にいてほしい。
その望みを存分に叶えてくれてるし
ここまでお金がかかってるのもキムタクだからこそでしょう。

年齢に見合った社会派の役をやるべきだ、なんて声もあったけど
私はこの路線、彼には間違ってないと思う。
だってこういう年の取り方、こういう役を今やれるっていう役者は他にいないもの。
ヤマトからSFめいてたけど、彼にはこういうSFとかアクションファンタジーってすっごく合ってる気がする。
南極物語みたいな社会派みたいなのよりずっと。
ここでこのドラマをやった事はすごく正解な気がします。

さてこのドラマだけど、途中までは微妙で、どうなんだろと思っていたんですが
桐谷美樹が出てきたあたりから、キャラがことごとくアニメみたいなキャラ設定と性格とセリフとしゃべり方で
アニメならありふれているこのキャラをドラマにもってくるかー！と思いつつとまどって見てたら
アンドロイドのキムタクに魅せられてやられたって感じ。
話はいろいろ設定が入り組んでいるから複雑に見えるけど、筋そのものは超単純でわかりやすい。
それも大事なこと。
ところがその筋そのものが、ちょっと前のマンガの価値観みたいに
「君を守るためなら世界を敵にまわしたっていい」というまるで90年代クランプのような厨二全開のもの。
アニメだと今ならその時期はすぎて、わりと全体のバランスとかみんなを守る事を一番に考えたりとかして
あまりジコチュウ的な価値観は受け入れられなくなってきてる気がするんですけどね。
その辺はやはりドラマの方がアニメよりちょっと遅れているというか。


しかし考えてみたらアメリカドラマではとっくに厨二的なSFのヒーローズとか、スーパーナチュラルとか
アニメ的なキャラクターが活躍するドラマがたくさん存在してるのに
日本はせいぜいスペックくらいだもんね。それだってたいしたアクションもなく。
ここにきてようやく登場したかってくらい、もう遅いくらいです。
でも視聴者がまだ追いついてなくて、やっと受け入れる土壌ができたと判断したのかもしれない。
やっぱりオーソドックスな王道が流行りやすい土壌ではあるからね、日本て。

このドラマ、成功してほしいな。
視聴率は20％超えなくても、すごくのちのちのドラマに影響を与える
転換期にあたる作品になってほしいと思います。

10月期ドラマ

まだ始まりかけたばかりですが、ダンダリン
面白くなかった…
題材はけっこう興味深いのに、活かせてない感じ。
主人公のキャラクターもどこかで見たような特殊なキャラをとってつけたような感じがして…
これが３年前くらいだったらまた違ったのかもしれないけど
いろいろと特殊なキャラが出てきた後だからなあ。
いっそ普通にまじめすぎる人でよかったのでは。
んんんんん〜〜〜とうなるところが一番ミスってる気がする、どうしてもすぐるちゃんを思い出してしまうし。なんかキャラに合ってない。
でも一番よくないのは脚本だなあ。
意外性もないし、どんでん返しもないし、テンポはたるいし、見ていて退屈でした。
ラストに気持ちよくなるわけでもなく、感動する場面があるわけでもなく。コメディなのかな？って感じで見ても笑えるところはないし。
次からはリーガルハイとかぶってしまうのもあって、見ないと思います。

ごちそうさん
なかなかいいじゃないですか！
最初と次の日はすっごくテンポが遅くて、これは退屈だなあと思ったんですが
３日目から早くも物語が動き出して、気持ちが動いて、主人公が成長した。父親も。
これ、テンポは遅めでゆっくり分かりやすく見せてるけど、物事や気持ちがどんどん動いてる、
テンポは速いけど登場人物の気持ちはあまり変わらなかった（成長がないともいう）あまちゃんと
正反対のドラマのような気がします。
とりあえず１週目は最終日でうまく「ごちそうさん」にまとめてあったし
そこにいくまでの気持ちの流れが自然でした。
最初の始まりが悪すぎたな…食べ方は汚いし意地汚いし分け与えないし。
でも子供ってあんなもんだよね。
来週からも期待です。

ハクバノ王子さま、
なんかレディースコミックみたいな内容だなと思ってみてたら、原作は青年誌マンガだったという驚き。
これ完全に女に都合のいいストーリーだよね？
主人公はちょっと見てて複雑です。
途中までは不倫をした事を後悔するあたり含めて、まあ普通に見れた。
こういう気持ちわかるかもしれない、とかいう部分もあったり。
ものすごくネガティブだな、とは思いつつも。
でも途中からなんか自分勝手に見えてきて、それが等身大っちゃあそうなのかもしれないけど
この主人公はどうも好きになれんなあ…
相手の年下先生も実は婚約者がいるなんて嘘じゃないのかなーと思ったり
これであっちも勝手に失恋したと思い込んでて、気まずくならない為に嘘ついたとかいう展開だったらげんなりです。
一応２話目も見てそれから続きを見るか決める感じです。


今期の楽しみは安堂ロイドとリーガルハイ。
あとなにげに東京バンドワゴンとクロコーチも。