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管理人の日記、毎日のことやニュース、映画にドラマ、なんでもつらつら不定期更新。でもほとんどドラマの感想。
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今期の1話ではこれが一番個人的に面白かった。知らなくていいコト。

テセウスの輪も大量虐殺加害者の家族という設定で、かなり辛い人生を送ってきた主人公なのですが
このドラマは逆に「今になって加害者の家族ということを知る」という後からパターンで
ちょっと今までなかったな、という珍しい設定です。
事件自体はどちらも実際にあったアレとアレを参考にしてるんだろうな、と思わせる節がありますね。

そして加害者の家族ものというとどうしても暗くて重いものになりがちですが
これは吉高由里子さんのキャラもあってか、どこか「それはそれとして日々生きてかなきゃ!」というしたたかさや強さ、たくましさを感じるんです。
実際、傷ついているし、泣いてしまうし、どうしてこんな目に私が、って思っているんですが
そこに浸っていないんですね。それがとてもいい。

見る前は「また頑張る私のお仕事もの」かな〜と思っていましたし、前半はその程でした。
今回は雑誌編集者なのかと。
でも後半でどんと覆されて、一気に引き込まれました。
吉高さんが本当にチャーミングで、怒ったり泣いたりするのも大げさではなく自然なんですよね。
本当に日常生きてる人がする普通の喜怒哀楽という感じが、とてもリアルで。
だからこそ大げさに感じず、身近なこととして共感できる。
別れてしまった恋人の意見もわかるし、登場人物それぞれみんな味があって個性もあって、根はいい人っぽくて関係性がさらりとしていて、見てて気持ちいです。
しかし根底にあるテーマそのものはすっごく重い。
これを、このしなやかなキャラがどう乗り越えていくか。
事件の真相は何なのか。

テセウスもこのドラマも、どちらも事件は冤罪なのではないでしょうか。
主人公それぞれ真実を追求し、親の潔白を証明するのかもしれません。
けれど主人公のタイプが全く違って、テセウスの主人公は男性ということもあってか
すごく真面目でちょっと切羽詰まってる。
けれどこちらは、流れに身を任せつつも、ジョークを交えて笑顔で撤回を要求してみたり。
全く違うタイプなんですね。それがまた面白くて。

とにかく、重さと軽さのバランスが絶妙にいい。
「あなたのお父さんはキアヌリーブス」という怪文もどこか笑ってしまう。しかしそこに意味されることは非常に重いものかもしれない予感もさせる。
このテーマのドラマにしてみたら、とても目新しい切り口だと思いました。

職場のひとたち、特に編集長は真実を知っていそうな気もしますし、先がきになるところです。


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