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管理人の日記、毎日のことやニュース、映画にドラマ、なんでもつらつら不定期更新。でもほとんどドラマの感想。
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4月期ドラマ始まっております。現在1〜2話くらいまで放送されましたが
今のところ個人的面白い順にならべると

★★★★★ 天皇の料理番>アイムホーム=アルジャーノンに花束を
★★★★  かぶき者 慶次>ようこそ、わが家へ>心がポキッとね>戦う!書店ガール
★★★   美女と男子>ヤメゴク>まれ>マザーゲーム>Dr.倫太郎
★★    三匹のおっさん2>ドS刑事>医師たちの恋愛事情>恋愛時代>天使と悪魔
★     ワイルド・ヒーローズ=64(ロクヨン)
最初から見ていない…猫侍 SEASON2、スケープゴート、プラチナエイジ

という感じです。


天皇の料理番は社運をかけてるな!って感じがした。そして佐藤健くん、うまくなったな〜〜〜
とんびなどの普通のドラマに出ている時、監督から「目が人斬りになってるよ!」とか言われてたらしいですが(笑
そこから考えてもすごくうまくなった!役作りがマジでした。
このドラマについては後でゆっくりまた特別に書こうと思います。


アイムホームはストーリーや演出が面白い。
原作は文化庁メディア芸術祭大賞をとった短編のようですが、原作は読んだ事ないんですよね。
でも仮面をつけたように見える家族という設定に、医学的理屈をうまくのせていたり
二つの家族があるという複雑な環境だったり
主人公の過去と現在で人格に違いがあるという謎部分の引っぱりだったり
次どうなるんだ?と思わせるみどころがたくさんあって、テンポも良く面白かったです。
なぜか料理がうまい主人公や、なんでも夫にやってもらうのが当たり前の妻と甘やかされている子供、前の奥さんと娘、会社での扱われ方
いろいろと主人公の目線で一緒に過去をさぐっていく形になっていて、見る人と共に成長していける構成になっています。
記憶喪失の自分が過去の自分探しをして、昔と人格が違ってた、という設定は
もう王道というか結構たくさんあるんですけど
それをどういう演出でどういう謎解きをしながら展開していくかが腕のみせどころ。
そこにこのドラマは新しい面白さがあると思いました。
ストーリー自体は王道を踏まえつつも、演出で遊びの部分がある。一番見やすい形です。


アルジャーノンは山下さんが意外と(失礼ですが)上手い!
健気でピュアな主人公をうまく演じてる。
こういう環境的に恵まれない主人公の容姿をせめて良くするというのは、見る方の精神安定的にとてもいいです。
ただ美形の役者を使うという意味ではなく、ドラマの中でちゃんと「顔は良いのに」という扱われ方をしているという意味で。
しかし原作からえらく離れた部分もありますね。主人公の友達たちや、実は他の女の子の実験台として使われるという設定はドラマオリジナル。
これ野島伸司さんが脚本なんですけど、こういう主人公を可哀想においつめていくあたりすっごく野島節というかなんというか。
でも、このドラマにとても合ってる。BGMなどもいいし、しっとりと胸キュンに見れるドラマになるかもしれません。友情関係のところなんてちょっと泣けるし。
あの二人の男友達はとてもいい存在感を放っています。主人公に対して救いになるというか。
主人公が賢くなって、恋愛面でもどうなっていくか、そしてまた元に戻るという過酷な運命をどう受け入れるのか、見所はたくさんある。
それを現代ファンタジー風にどうアレンジするかが見物です。


ようこそ、我が家へはムカつく人物ばっかりだな〜〜〜!!!けど面白い、が!
これ、評価が微妙で1話は文句なく星5なんです。でも2話が信じられないくらいつまらない、星1。
1話と2話でどうしてこうも出来に差があるのかよくわかりません。
2話の裏がけっこう強力な特番が多かったので、最初から捨てるつもりだったのか?と邪推してしまうくらいです。
1話はどんどん家族の問題をテンポよく出し、それぞれの環境の紹介や、誰が犯人かわからないけど全員に心当たりがある不安感を高めていく演出は
最後までイライラしつつも飽きさせない面白さがありました。
それが2話はなんだ!すっっっごく退屈だった。
結局2話はなくても何も問題ないくらい内容がなかった。間延びして、眠くなりそうでした。
3話からに期待したいです…ぜひ1話の面白さを取り戻してほしい。


心がポキっとねは1話の途中までなんだかな〜この人達痛いな〜と思いつつ見ていたんですが、ずっと見てるとこの問題ありのイタイ登場人物たちが可愛く思えてくるから不思議。
とくに2話では全員で部屋デコレーションしたりして、うまくいって、でも撮影キャンセルのしょんぼりでっていう流れが
一瞬でも一体感を得た感じで楽しかった。そして口は悪いけどお互い気を使ってる部分もあって、その加減が絶妙というかね。
山口さんは、一見めんどくさい皆から嫌われそうな若い女の水原さんをすごーくうまくあしらってて、水原さんはなんだかんだいいように使われているのが面白い。さすが年の功?
ただ何を柱にしてる話なのか、ちょっとわかりづらい。
すごく好きになれるキャラがいるわけでもないし、ストーリーの軸も見えてこないので
ただ日常の共同生活を見てる気分になってしまって、このままいくと4話あたりでだれるかも?という危惧はあります。


マザーゲームはママ戦争の王道って感じの話。
最後に主人公が啖呵をきるあたり、斎藤さんやごくせんを思い出します。
今のところ新しさはあまり感じない。けど、王道としての面白さも今ひとつかな。
ママたちが抱える闇が何かにもよるんですが、続きは見ようと思うもののグっと心ひかれるものがないのも正直なところ。
1月期の学校のカイダンもそうだったけど、主人公が啖呵をきっている時になぜ皆シーンとして聞いてくれるのか、あのドラマお約束の説教時間が好きになれないのかもしれない。


Dr.倫太郎はなんといっていいか、すっっごく眠くなります。とくに芸者との恋愛部分に何も関心がもてない…。このドラマのキモでしょうが。
しかしこれをつまらないという風にとるにはもったいない気もしたり、でも録画しておいて見るのは一番後回しになったり、もしかしたら見ないでたまっていく可能性すら感じてしまう。
次がどうなるんだ?と思わせないからだと思うんですが…
1話は近藤春菜さんがすごくいい演技をして、最後の「なんで嫌われるの」と泣きながら吐露するシーンは山場としてとてもよかった。でもそこだけなんです。
2話はそれに勝るシーンもなく、全体的にぼんやりとして、倫太郎が芸者にぽんと300万払ったのもついてけないし、恋だとしても、え、いつ?みたいな置いてけぼり感があって。
臨床なんだから、もっと気持ちの変化を書けなきゃダメだと思うんですがそこが弱い気がします。
臨床の症例の教科書にそって作ったエピソードの域を超えないので、「がんばらなくていい」とか、氷を持たせて痛みを感じさせるとか、
どれもドラマの山となる解決策がありふれているというか、当たり前過ぎる事を大げさに言ってるように見えてしまうんですね。これ今まで色んなドラマや小説で見たよ…っていう。もう古いんじゃないの…っていうね。
医療ものというとどうしてもアメドラのER、BONES、Dr.ハウス等を思い出して比べてしまう。それらは解決策に素人が思いもつかない意外性があって、そこが面白さでもあるんですね。
それを思いつく主人公に凄さも感じるわけです。
でも倫太郎にはそれがない。ドラマ中で「すごい先生だ」と言わせても、そうか?となるんです。
でも精神科というものでそのエピソードを作るのは難しいのかもしれないですね…
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次の号が発売されたからもういいでしょう、というわけで
表紙が超かわいかった菜の花の彼、

感想、ネタバレ含みます↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

























菜の花の彼。31話はほんっっっとに神回でした。扉もめちゃ麗しい。

そして32話も発売されたので、ほんのちょっぴりネタバレ含めて感想。

もうね、31話はほんとに隼太に萌えさせられた回でした。
そこにいくまでの伏線と準備もばっちりで、今までの流れがあってこその盛り上がりでもあり、本当にもうね、この演出ニクイ!!!!

隼太にとっちゃ一番会いたくない時に菜乃花に来られてしまって、最悪なんだよね…
マミー牧場で雨の中、自分を追って走ってきてくれた菜乃花は、髪をふりみだしてあられもなくて、きっとそれまで見てきた「きちんとした綾瀬さん」というイメージを壊す衝撃的なものだった。
隼太はそれがすごく大事な思い出になっていたんだよね…
そして一番会いたくない時に同じような出で立ちで現れた菜乃花は、ほんと隼太にとっちゃ酷だけど最高だよ!
もうダイエットだから甘いものやめようと思ってる時に、世界一パティシエ作のショートケーキを目の前に出されるようなもんでしょ!(違うかw)
菜乃花はほんと「実は一番モテる子」のカテゴリにいる子で、目立たず、控えめで、気配りができて、優しく、口数少なく、ちょっとアンニュイな不思議な雰囲気をまとっていて、でもいざという時にびっくりする行動をして、たまに見せる崩れた表情や行動のギャップがすごくて魅力的
っていう、まさに「男泣かせ」な女の子だと思うんです。
目立ってモテるわけじゃないから「あいつは無理だよやめとけよー」って言われるタイプじゃない。
でも菜乃花を見つけだして、その良さにハマって、好きになってしまった少数の男はなかなか抜けられないっていう罪な魔性の女のようなところがあると思うわけ(笑
健介も言ってました。「手に入りそうな気にさせるところあるよな」って。まさにそれ。
でも一途だから実は手に入らないわけ。
菜乃花は隼太にしか向いてないし、むしろ鷹人に対してはけっこう冷たい。
隼太は自分に向けられる菜乃花のギャップにもう虜になりかけてるし
鷹人は自分には向けられなかった隼太に向ける菜乃花がほしくてたまらない。


そしてね、31話と32話を読んでもう、隼太は菜乃花を忘れる事なんて絶対できないと思いました。
今まで綺麗な気持ちや、道徳的なふるまいや、裏切りに対して許さないっていう直球な答えしか知らなかった隼太、中学3年生。
完璧で、いつも失敗しなくて、誰からも好かれて、大人びている。
裏をかえせば人生経験不足だからこその優等生。
そんな隼太の心の乱れぶり、相手の言葉なんか頭に入ってこずただ自分の勝手な妄想が暴走してしまう、どうしようもなさ。
でも、鷹人と同じ事をしようとして出来なかったあの瞬間は、やっぱり隼太の根底にある優しさが現れた瞬間でもあり…

だからこそ自分が嫌いで、後悔して、ぐちゃぐちゃで、もう泣くしかできない←ココ!萌えポイント



今回ほど隼太が愛しく、そして未熟で、かわいくて、守ってあげたくて、やっぱり隼太は中学生なんだわーーー!!!!と思ったことはないわあああああ!!!!

これも今までつちかってきた、清く正しく隼太があるからこそで!もう、ニクイ!!!これこそ最大のギャップ萌えでしょうよ!!!!話うますぎでしょうよ!!!
今までの全部が伏線みたいなもんだよ!!!!
で、そんな、守ってあげたいが爆発する私と同化するような菜乃花の行動…

からの


もう最高だろ!!!!

菜乃花は私がしたい事をしてくれました!共感度MAX!
そのあとの 隼太がちょっと可愛いいつもの顔に戻りかけてるのもこれまた…もう、かわいいんだから!!!なにあのグスン顔!



そして32話もねーこの直後から始まっていて、何度も何度も反芻して、お家でも布団にくるまって「寝てやる!」みたいなあのポーズなんなの!
萌え殺す気か!!!!
はーーーかわいい隼太…♥︎♥︎♥︎♥︎♥︎♥︎♥︎

一夜あけて、同じ場所に来てるのもまたなー!この反省君め!
で、友達がなんとかしてくれるのがパターンかなって思ってたら、登場したのは健介先輩でした。
前にも書いたけど健介って、「ここまでは俺なんとかしてみるけど、こっからは自分でやれよ」っていう客観的なところがある。
今回もそうで、結局隼太を救い上げたのは健介じゃなくて、昨日の綾瀬さんだった、っていう流れがいいなあ。やっぱり自分で気付いてこそだよね。
友達や先輩の手を借りてじゃない、自分の力で気付いて立ち上がった。
そして隼太を立ち直らせる事ができるのは、やっぱり菜乃花だけなんだ。
(でも健介もまったく役に立たなかった訳じゃないよ、きっかけを与えてくれたから)


たぶんもう隼太はこれで立ち直る予感がする。部活にも戻る気がする。
今まで男の子だったのが、たくましい男になって。
一方、菜乃花はどういう気持ちでいるんだろう。
次回からそれぞれどんな行動にでるか楽しみです。

それにしても隼太の初キスが菜乃花(女の子)からで、しかもこんな気持ちの時で、しかも場所が落書き壁の橋の下っていうリアル感
いろいろ素敵すぎる!
乙女チックな海岸とか部屋とか〜じゃなくて、こういうリアルな空気を感じる場所なのがまたいい演出になってたと思う。
しかし菜乃花のキスは初めての時も今回もロマンチックな場所じゃないので
いつか幸せな気持ちでするキスを見たいなあ。(鷹人と隼太のどっちかはわからんが)


なんなの今号!神回なの?!?!
あああああ
すごいよかった!!!!!
今までで一番の盛り上がりと言ってもいいのでは…
個人的に今まで2巻と4巻に大きな波(萌えとも言う)があったんだけど
どっちも鷹人がもたらしたんだよね
でもそれに匹敵、もしくは超える?萌えを
まさか隼太がやってくれるとは…

男子の成長、あなどりがたし!!!!
綺麗な事しか知らない中学生の坊主だったのに!!!!
はあはあ…

もうたまらんな!

菜乃花の芯の強さ、良さがすっごく出てた回でもあった!


今早急で書いてるので詳しい感想はもっと発売日から日がたった頃に
画像つきで書きたい!!!
もーめっちゃ語りたい事が山ほど。
表紙も巻頭もカラーめっちゃ綺麗だし最高。
今回は星4からのドラマについて。
最後だったマッサンの最終回まで見た結果

★★★★★ ゴーストライター>=デート>>>流星ワゴン
★★★★  問題のあるレストラン>ウロボロス>マッサン>相棒 season13
★★★   ○○妻>DOCTORS3>学校のカイダン>セカンドラブ
★★    まっしろ
★     
最初から見のがしてる…銭の戦争、アイアングランマ、ワカコ酒
見なくなった…警部補・杉山真太郎、残念な夫、出入禁止の女、山田孝之の東京都北区

となりました。
ゴーストライターで最終回のまとめ方の大事さを痛感したわけですが
ラストがいまいち消化不良だったのが問題のあるレストラン。
これあと1話足りなかったんじゃないかなあ。
裁判の結果や、それを受けてのみんなの変化がすっ飛ばし気味で、結果こうなりましたっていうのをさらっと言葉で伝えるだけ。
そして「男と女が同等の立場で働ける」という夢は叶えられないままでした。
最初のみんながあまりにもダメというか、最低なところから始まって立ち直っていく話だったので、最初はかなりイライラしたんですが、付き合って行くうちに愛着がわき
ラストはちょっと残念な感じで終りました。
でもあの仲間達はどこにいってもレストランを楽しくやるんだろうね。
しかしなんであんなとんてもない場所ばっかりなんだw


ウロボロス、マッサン、相棒、○○妻はすべてバッドエンドです。
マッサンは大往生なのでまあハッピーエンドだけど、死んで終わりという事で一応同じカテゴリに入れてみた。
ラストで主人公格のキャラが死ぬと後味が悪いのは当然なんですが
それでも納得できて上手い事まとまってると、いいドラマを見たなっていう気持ちになれます。
それが出来ていたのがウロボロス。
あれはまあ、二人とも死んでしか幸せになれない道筋だったんじゃないかなあ。
それくらい手を黒く染めてきた二人だし、目的がたった一つで生きてきたから、燃え尽き症候群にもなってしまうしね。
命をかけなければ遂げられなかった復讐でもあったわけだし。
最終回は出演者が「自信作です」と言っていた通り、とてもいい出来でした。
演技がすごかった。
そして死んでも納得できる道筋の脚本だったのが良かったです。


マッサンはなんだかんだで新しい視点の朝ドラだったな。
戦争を描くとだいたい庶民の暮らしがつぶされる的なものだったけど
外国人の目線、それなりに優遇された裕福な人の目線、戦争に行かずにすんだ人の目線
アメリカではなくシベリア帰りという戦争の一面(これは北海道ならでは)
これらを表現したのはマッサンが初めてだったのではないでしょうか。
ドラマは忘れがちな事に目を向けさせる役目もあると思いました。
このドラマはエリーがいかにマッサンに愛され大事にされたかがちゃんと表現できないかぎり失敗だと思っていました。でないとエリーが日本にきて不幸せになるように見え
ドラマとしてはそれが一番の失敗だと思うからです。
でもラスト1ヶ月あたりはそこを非常に大事に作られていたと思います。
マッサンのウイスキー作りのエピソードにもう少し時間をかけてほしかったけど、それだけではやはり半年を引っ張れないしね。
最後まで見て、これはこれで楽しかった。マッサンがもっと日本人離れした感覚で一目もはばからずイチャイチャする人物だという事を
もっとピックアップしたら魅力的になったのにな。
途中でかなり従来の日本の親父みたいになって妻を放ったらかしにしていたので、そこが不満でした。


相棒はかなり賛否両論でしょうね。
相棒を実は犯人でしたというラストにしてよかったんだろうか。
そうするならもっと伏線を張っておくべきだったんじゃないだろうか。
いきなり最後の2話でとってつけたように持ってきた設定にしか見えない。そういうあたりが
雑に見えて萎えてしまうんですよね〜
本当なら最終回だけで星3になってしまうんですが、それまでの1話完結のいつものやつが
やっぱり相棒ブランドだけあって一定基準は確実に超えてきていました。
だから総合で星4。
最終回で引っ張って話題にして釣ろうという思惑で企画し、実際視聴率もとっているけど
話の作り方としてはどうかなあといった感じ。
とにかくそんな大事にするなら伏線はっておけと。
そういう間違った正義に走ってしまう予兆をもっと最初に作っておくとかさ。


○○妻はなんというか、もう毎回釣りまくりだった気がします。
とにかく人物の気持ちの変化をおきざりにして、事象だけポンポン変化させていく話だったから
たしかに続きは見てしまう人が多かったんだと思う。
でもなぜそこでそうなったかがまったく語られないまま、いつのまにか人の気持ちが変わっていってて
見てる方をおきざりにするんですよね。
けど、これはこれで一つのドラマの作り方だとは思うんです。
どんどん変化させて、登場人物も全員クズみたいな人ばかりっていう。視聴者はこういうクズな人たちが次にどうなるんだと思って見続ける。心理描写や人物の変化は雑。だから共感もない。
突き放した見方でドラマを見続ける。
わざとこういう作り方をしているアメリカドラマもあります。
あえてこの作り方をしたのならドラマとしては成功ですよね。視聴率もとりあえず相棒の次にいいんだし。(間はかなり空いてますけど)
ただ、最終回まで雑だったのがなあ。
妻が無くなった原因は少年犯罪。で、旦那がずっとテーマにして取り組んできたのが児童虐待。
子供を守りたいと思ってきた人が、子供に大切な人を殺される。
愛した人も実は子供を殺していた。
この皮肉さをもっと掘り下げられなかったもんか。
たぶんですが、もっと旦那の気持ちを中心にやれば良かったと思う。
旦那の気持ちの変化を丁寧にやれば、視聴者はそこに寄り添える。
でも最初は妻のセンセーショナルさを売りにしたり、途中で旦那の家族の問題をなんだかんだぶっこんだり、余計なことをいろいろやるから
そこに時間をとられて肝心なところが雑になってしまったと思います。
「子供」というものを中心にそえたらかなりテーマははっきりしてる。それをもっと明確に浮き彫りにできるはずなんです。
それが脚本の致命的なところだなあ。



バッドエンドでもうまい作り方をすれば、見た後の気持ちは悪くないんです。
ウロボロスは成功し、相棒と○○妻は失敗したという気がします。
ただドラマは途中の面白さ、飽きさせなさもあるから、道筋とテーマをぶれさせなければ面白くなるとは言い切れないのが難しいところ。
共感させ、好きになるキャラ(萌えるキャラ)を一人でも作り、飽きさせず、なおかつぶれない道筋、そしてうまい最終回
そしてキャラにハマった役者の演技力
終ったあともずっと心に残るドラマになるかどうかは、それらにかかっているかもしれません。
すべてのドラマが最終回を迎えました。
やっぱり最終回って大事ですね〜ドラマが面白かったかどうか、途中はどうあれ最後で決まる部分ってあるもんなあ。
というわけで個人的面白い順にならべると

★★★★★ ゴーストライター>=デート>>>流星ワゴン
★★★★  問題のあるレストラン>ウロボロス>相棒 season13
★★★   ○○妻>マッサン>DOCTORS3>学校のカイダン>セカンドラブ
★★    まっしろ
★     
最初から見のがしてる…銭の戦争、アイアングランマ、ワカコ酒
見なくなった…警部補・杉山真太郎、残念な夫、出入禁止の女、山田孝之の東京都北区

という結果になりました。マッサンは終ってないけども。
最後にむかっての伏線の回収、そしてまとめ方、すべての登場人物に救いをもたせたという意味でゴーストライターの終り方は完璧だったと思います。
それぞれの「作家の業」「編集者の業」「人間としての業」が立場は違えどキチンと表現できていて、役者さんに拍手をおくりたい!とくに中谷さんハマリ役でした。
なんだか小説を1冊読んだような充実した気持ちになりました。それくらい、最後のまとめ方がよかった。深みがあった。
途中で遠野リサにイライラ、編集長にイライラしながら見てましたが、どの人間にも欲と弱さとしぶとさがあって、結局は自分の立場で精一杯できることをやるだけだ、という結論にいたったんじゃないでしょうか。
結構見せ所の多い、そして編集のあり方にリアリティがある話だったなあ。
自分がもともと編集、そしてフリーランス記者として働いていたのもあって「会社は作家でなく社員を守るもの」というセリフはなかなか痛いとこをついてると思いました。
まあ正確には社員じゃなくて会社の名前とメンツを守るんだけどね。


デートも途中でだらっとしたり、一体なにがしたいんだよ!というループ感があったり、あまり主役二人にときめけなかったりしましたが、ラストに向かっていい感じになったと思います。
しかし最後まではた迷惑な二人だったw
最後の最後にぶっこまれた「実は子供時代に会っていました」エピソードで、二人の恋は運命だったみたいな意味も含まれてしまって
こんな変な二人がお互いに知り合ってからどう恋に堕ちて行くか、という話よりも運命論にちょっと偏ったのが個人的には残念でした。なんだかとってつけた感じもあるし。
白雪姫のおばあさんが渡すアダムとイブの林檎という、わけわからんエピ混じりの比喩も好きではないし。
ラストの「この人と付き合ってあげてください」合戦も、ちょっと、いやかなりわざとらしかった。でもあれは舞台演技だと思えば良いのかな、コメディだしやり過ぎなくらいでいいのかもしれません。
これは1話がすっごく面白かったので期待したんですが、途中の話がすべて
結果を見せる→過去にもどる→原因を見せる→結果の続きを見せる
という構成になっていて、最初は斬新だったもののこれが無意味に続くとちょっと飽きてしまうところもあったなあ。意外性に欠けてしまうからね、どうしても。
そして高等遊民はやっぱり仕事をしないままなのかw
まあニート脱却の話ではないけども、この二人が付き合うことで良い影響を与え合い、社会的に向上する成長するという面は無かったというのが新しいなあw
性格は多少改善されたかもしれないけど、ダメな生活面は変わっとらん。
全体的に見てこれまでやってきた月9のラブコメをパロディにして、全部ひっくり返してみましたっていう話だったように思う。
ヒーローがする行動をすべて当て馬がしたりね。
とはいえ基本的に笑いあり、ほのぼのあり、テンポよしで上級のラブコメとして楽しませていただきました。ときめきは少なかったけどもw
でも古沢さんの脚本ならリーガルハイの方が断然好きだなあ。

流星ワゴンはこれまたラストよかった。
父と息子っていうテーマ、ちゃんとやりきったと思う。
過去は何も変えられない、変えられるのは自分の心持ちだけ。
あの時挫折して終ってもいいと思った場所からの再スタート、やり直しはいつだって遅くない。
なかなかじーんとくるラストでした。
息子が友達に「最初の自分の態度がよくなかった、ごめんなさい」と言えたのも○!
そうそう、きっかけはそれだもんね。
この流星ワゴンで一番心に残っているのは、なぜかこの息子のイジメ問題エピソードなんですよ。イジメに至るまでの経過がリアルだな〜〜って。これ、ありそうって。
そこをちゃんと回収したのが気持ちよかったです。
一つ難を言うなら嫁のギャンブル依存が中途半端だったような気がするところ。
旦那がしっかりしすぎてるから心が病んでギャンブルに走りました、あげく何百万も借金つくりました、ってちょっと常軌をかなり逸してる。許される範囲じゃないよ。
あれをあっさり「俺が悪い」と言ってしまう旦那に気持ちがのっていけませんでした。
でも井川遥さんばりの美人妻ならそれも仕方ないか。


以上が星5。
長くなったので星4以降は日を変えて感想を書きます。
今回はバッドエンドが多かったクールでもあり、びっくりです。とくに相棒ね!ウロボロスね!
○○妻はなんとなく予想してたけど。
考えてみればマッサンも死んで終わりなんだよね。妻が。
死に過ぎだろ!
それでも面白いドラマは面白い。その違いを次に書きたいと思います。


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