隼太のいいトコわるいトコ

ナノカノカレ、30話。あいかわらず盛り上がってます！
ちなみに菜の花の彼は「ナノカノカレ」って読みますよ。「なのはなのかれ」じゃないですよ。
久しぶりの感想なんで思いつくままダラダラ書くよ〜以下ネタバレ含みます。
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毎回ほんとうに心の機微の表現がうまくて面白いんですが、ここにきて
菜乃花、隼太、鷹人、マネ、洋、それぞれの変化も顕著になってきました。
とくに私が気に入ってるのは洋と健介先輩と隼太の関係性です。
前回、洋と健介先輩が電話でやりとりしてたんですけど、少しの会話だけでこの二人の立ち位置が見えてくるんですよね。健介先輩はすごく「先輩」だなあと。
この健介ってなんだか不思議な役割を担っていて、基本的には鷹人の友達だから鷹人の味方です。
でもがっつり入り込んでくるわけじゃなく、どこか達観してるようなとこがあって、後輩からも慕われてるけどすごく親身になるわけじゃない。大事なのは自分って感じがする。
けど相談されたら確実に応えてくれるというか、いつも解決へのヒントになる行動をしてくれて
でもその後はお前がやれよ〜俺がやるのはここまで！っていうドライさがあるんですよね。
なんだか不思議な魅力がある人だなあと思います。
モテないって言ってるけど外見悪くないし、将来的には一番ちゃっかり出世しそう。世渡りがうまそう。でも社長になるタイプではないっていうねw意外と学校の先生とか合いそうですね。昔の熱血タイプではなく現代的な先生になりそう。

話がそれてしまった…
次が表紙＆巻頭カラーです！すごい盛り上がってると思ったらキタキタ！
表紙巻頭になるのは１年ぶりくらいですね。連載が始まってちょっとしたら巻頭になり、またちょっとしたら表紙巻頭になったので、開始から評判が良かったのかもしれません。
でもその後１年くらい、雑誌では大御所の新連載が立て続けにあったり、他の漫画をプッシュしたりで、センターカラーは多めなものの巻頭とかには全然ならなかった。
やっと菜の花の彼も巻頭が増えてくるかな、と期待しています！
やっぱりあの美麗カラーを大きいサイズで見たいしね〜
そのうちポスターとか付録についたらいいなあ。


で、今回の30話。
鷹人がいよいよ菜乃花にまっすぐ向かっていきそう。
今までひねくれてたやり方でしか菜乃花に近づけなかった鷹人、でも花火大会の一件から確実に変わって、これからは結構な強敵になりそうです。
ひねくれ不器用な鷹人がえらい萌えなのであまり素直にまっすぐこなくてもいいけどwでも絶対に今までと違うアプローチを見せてくれるはず。
ちょっとだけ素直になれる鷹人って最強だと思うんだよね！
「過去だけがつながりなんて、心底つまんねえだろ」
これ、元カレ脱却と思っていいのかな？過去の男じゃなくなる日も近い？

そしてマネと菜乃花。このやりとりがすごく良かった。
マネがどういう気持ちで隼太を好きだったか、菜乃花との違いがよくわかる。
でも二人に共通してるのは
「私のきもちはそんな事してない、でも隼太くんから見たら、そう」
これマネだって一緒なんだよね。マネは浮気したんじゃなくて隼太の気持ちを試しただけなんだから、気持ちは隼太に向かったまま。
菜乃花は状況は違うけど、それを"同じように隼太を傷つけた"とちゃんと認識していて、それをどう思われるか受け止めてるのが潔くてよかった。
菜乃花はいざっていう時オトコマエになるところがあるから（鷹人を振る時とか）こういうとこすごくいいなあと思う。
マネが持つ「植物みたいな人」っていう菜乃花のイメージを覆す流れも、演出がうまいなあと思いました。

で、タイトルにもつけた隼太のいい面と悪い面よ。
これが原因でマネと別れたようなもんなのよ。
隼太は優しくて明るくて、人の気持ちを汲む言葉をくれる。
でもそれって逆に、自分を偽らせる事にもつながるよね。隼太はちょっと潔癖性というかまっすぐすぎて、少しの黒いシミも受け入れられない、許せないようなところがある。
そういう人が自分を偽った時、すごく苦しむんじゃないだろうか。
傷つけないために本当の事を言わなかった時、すごく自分が嫌いになるんじゃないだろうか。
だからこそ菜乃花は「私のこと好き？」って聞かなかった。
聞いてしまったら本当のこたえじゃないっていうのは、隼太のそういういい面も悪い面も分かった上で受け入れてる事になるんです。
良いとこも悪いとこもはやたくんという人で、全部ひっくるめて好きなんだと。
でもマネは隼太の悪い面を受け入れられなくて、変わってほしかったのかもしれない。だから無意識に試した。

恋愛の仕方、相手を好きだという気持ちの持ち方にもそれぞれいろんな形がある。
マネと菜乃花どちらが正しいとかいう事じゃない。
隼太をよく知ろうとしているのはどちらか。より見ているのはどちらか。
その差を思い知らされたからこそのマネのショックなんだと思います。だから場所も教えてくれた。これは敗北を認めたようなもんです。
隼太に対する気持ちで負けたと思ったんだと思います。


相手があってこその恋愛だけど、気持ちが通じ合う前にやっぱり自分がどういう気持ちで相手を見ているか、って大事だよなあ。
自分の恋愛を重ねて見てしまう、この漫画。なんかリアルでね。気持ちが。
それぞれの人物の気持ちとかが。
ここからどうなるか、いよいよ隼太と菜乃花が会います。次回がすっごく楽しみです。

ドラマ終盤

ドラマもそれぞれ終盤にさしかかり、残り２話ほどとなってきています。
現在のところ面白い順にならべると

★★★★★　問題のあるレストラン＝デート＞セカンドラブ＞ゴーストライター
★★★★　　学校のカイダン＞相棒 season13
★★★　　　○○妻＞DOCTORS3＞ウロボロス
★★　　　　流星ワゴン＞＞マッサン＞まっしろ
★　　　　　
最初から見のがしてる…銭の戦争、アイアングランマ、ワカコ酒
見なくなった…警部補・杉山真太郎、残念な夫、出入禁止の女、山田孝之の東京都北区


順位がずいぶん入れ替わってしまいました。
デートはキャラクターが偏屈なわりに恋愛要素が強くなってきて少しときめきも増え、面白いです。でもすごくハマるってわけでもない感じ。うーんやっぱり１話４話が一番面白かったなあ。
前回に振ったネタを次の回でさらっと流してなかった事にしてしまう感じがどうも好きじゃない。これはリーガルでもそうだったんですが。
そして感動の持っていき方が毎回同じというか。実は優しかったんだよ〜っていうね。ちょっと捻りがほしいですね。パターン化してきた気がします。


問題のあるレストランは女性達が強くなって反撃が始まってから面白いですね！
もともと台詞回しは面白かったというか、ぜんぜん日常会話じゃない感じの特殊なしゃべり方で、聞いててイラっとする部分もあるんですが
それが癖になるというか。脚本家の個性がすごく表れているというか。
男性達がありえないほどクズに表現されているので、ここまできたらやり込めてほしい。裁判もするのかな。テンポがよくて、それぞれキャラの良さも活かされてきて気持ちいいです。


それぞれ中盤を迎える頃に遅れてはじまったセカンドラブ。
セカンドラブは最初の２話までくらいはすっごく短絡的な恋に見えてつまらなかったです。
いつの間にか恋をしてさっさと寝て、さくさく進んで行くので、気持ちの変化に共感できないままあらすじだけ進められて行く感じで。
でもそれが４話あたりから良さになってきてます。
とんとん拍子にうまくいく彼のダンス、学校の浮気問題もさくっと解決する彼女。
どんどん事体が変化していくので話の先が気になります。
キャラクター的には二人とも好きじゃないけども。こういうのもありかなと。
この二人は一端別れて、また付き合うって感じになるんじゃないかな〜


ゴーストライターはほんとに遠野リサにイライラしながら見てます。
が、彼女にも葛藤があり、「人一人殺したも同然」という認識はちゃんとしてるんだよねえ。
でも自分が言うほど不幸には見えなくて、やっぱり腹がたってしまいます。
それでも魅入ってしまうのは役にハマった女優さんたちの演技力のたまものかな。
お互いに苦しんでいるので、今後二人がどうなるのか楽しみです。
つーか編集長が一番むかつくけど、遠野リサの発言でかなりヤバい立場にたたされそう。失脚は間違いないかな。でないとむかつきすぎる。


学校のカイダンは先生と生徒のやり合いの回で初めて面白いと思いました。感動もした。
スピーチも胸にぐっとくるものがありました（初めて）


○○妻は回が進むほど興味がうすれていく…。いったいどうしたいんだよ！っていう。
主人公も含めて全員のキャラクターがダメ人間ってすごいですね。


ドクターズもすぐるちゃんが馬鹿すぎて、いまいちなあ…
手のひらで転がす感も少ないし、ちょっとこのシリーズ今回は相楽先生があまり万能じゃないです。それがあまり気持ちよくないかなあ。このドラマのキモなのに。


ウロボロスは謎がだんだん分かってきて、ウロボロス計画とは何かっていうところまできました。
けどこれあと２回くらいで終わるんだろうか？中途半端に終わったら嫌だなあ。


流星ワゴンはちょっと間延びしてる感じがする。
同じところをぐるぐるしてる感じがするんで（確かに少しずつ進展はしてるけど）親子の愛情がテーマのわりにあんまりぐっとこない。
主人公のお母さんがあそこまで酷い扱いをされてもお父さんを愛している理由とか
妻がギャンブルに嵌っている理由とかがハッキリしないからかなあ。
肝心なところをあやふやにしたまま進んでる感じがして、あまり気持ちがのってこない。


マッサンも主人公の酒造りが話の中心になった週はかなり面白くなったのになあ。
エリーと家族の問題になると、とたんにどうでもよくなる…
とくに今週はエマの恋愛に反対する事を、キレたり怒鳴ったりして何日も引っ張ったわりに
あっさり改心っていうね。拍子抜けです。


まっしろは最初が酷すぎました。ナースという仕事をちゃかしてるようにも見えた。
でも４話目くらいからナースの考え方の違いとか、婦長が変わったりとかで面白くなってきました。
主人公が男漁りをする設定はいらなかったんじゃないか？今は影をひそめてるし。
途中で簡単になくすだけの設定なら、最初からいらないんですよ。

テレビドラマ1月期 中盤

それぞれ５話くらいまできて、中盤をむかえました。
個人的に現在面白い順にならべると

★★★★★　デート＞＞マッサン
★★★★　　DOCTORS3＞○○妻＞流星ワゴン＞相棒 season13
★★★　　　ウロボロス
★★　　　　問題のあるレストラン＝ゴーストライター＞＞学校のカイダン
★　　　　　まっしろ
最初から見のがしてる…銭の戦争、アイアングランマ、ワカコ酒
見なくなった…警部補・杉山真太郎、残念な夫、出入禁止の女、山田孝之の東京都北区


今期はほんっとにむかつくドラマが多いです（笑
そして主人公含めてクズな人間が多いです…。
これを面白く見れるかどうかの分かれ目って、やっぱりそのストーリー性とか、クズなりにキャラクターに感情移入させられるかとか、そういうところだと思うんですよね。
変にコメディタッチにして失敗してるのもあるし、やるならどっぷり暗くてもやはり共感させてもらいたいなと。


やはり面白いのはデート。でも正直、１＞２＞３話と右肩下がりにつまらなくなっていました。
とくに３話はもうどうでもいい事に時間を割き過ぎというか。
でも４話がすごく良かった！捻りあり、テンポよし、毒あり、そして最後はほっこり感動、完璧だな〜〜！！依子と高等遊民のキャラクターもそれぞれ偏ってるんだけど、お互いに影響されちょっとずつ変化が生じていますし。４話にしてやっと恋愛感情が見える形で生まれてきたかな。
高等遊民のニートになった理由がこの脚本家のことだからまたしょーもない事なのかもしれないと少し戦々恐々としておりますがw
依子と高等遊民、お互いに自分の恋心に気がつかないままキスまでいっちゃうんでしょうか。なんだかかわいい二人。


○○妻はほんっと主人公も含めクズばっかり！正純さんもなんで人気があるのかわからんニュースキャスターだしクズだし
主人公もたった１日のネグレクトとはいえ殺人者…。
父親が暴力をふるう理由もいまいち「は？」って感じのものだったし、姉妹たちも最悪。
でも、これだけ釣りネタが多いとやっぱり続きが気になるし
最新話の、子供を作ろうと決心した正純からのひかりの告白は鬼気迫るものがありました。
そりゃ引くわねー。
なんだかんだで１話としてのまとめ方はうまいし、やはり遊川さんは朝ドラ１５分より１時間の方が合ってます。
見ていて気分が悪くなるドラマだけど、こういう形のエンタメがあってもいいと思います。
なぜならそっちに振り切っているから。


流星ワゴンは子供がイジメにあう過程がリアルでした。
最初はちょっとした上から目線、でもそれが積もって虐める方がエスカレートしていく、
絶対に落としてやるっていう感情にいたるのが「ありそう」と感じられました。
でも結局、父親もその父親も息子も妻も、全員が家族を信じてないんだよね。
自分しか信じてない。自分のことしか考えてない。
だから言葉がたらなかったりいきちがったりして、うまくいかない家庭になってたんだと思いました。
一人一人は不完全だけど、父親といっしょにやりなおしていく、そういうドラマです。


ウロボロスはイケメンを楽しむドラマ。

レストランはなにげに今期のドラマで一番のクズ揃いです。
とくに男性がひどいもんです。
でも女性たちもけっこう馬鹿で浅はかばっかりです。
とくに東大を出た喪服ちゃん、どーにかならんか。見ていてイライラがとまらないレベル。
あれだけ周囲に迷惑をかけておいて、結局「自分かわいそう」にひたったまんま。
ストーカー男と女子力高め女の子（高畑さん）も、どっちもどっちで肩入れできないレベル。
だからかコメディシーンもなんだか笑えません。
主人公の真木ようこさんも演技が単調で、主人公の思いが伝わってきません。
でも見るのをやめないのは、それぞれの抱える問題や悩みのこじらせぶりを表現する
セリフの言葉の面白さがあるからですね。
このあたり脚本の力だなあ。高畑さんの心の叫びシーンはよかった。


ゴーストライターも見続けるにつれ気分悪い。中谷美紀さんの演じる遠野リサがあまりにも勝手すぎて。
これたぶん来週は世間が遠野リサの言い分「ゴーストなんていない」を信じる流れなんでしょう。
見るのが気分悪くなりそうです。裁判で逆転とかあるのかな。
ただこれ、何を目的としてどうなればハッピーエンドなのかよくわかりません。


学校のカイダンはただただスピーチが残念すぎる。
なぜあのスピーチで周囲が変わるんだ…なぜ黙ってじっと聞いてられるんだ…
いつも泣き落としみたいなスピーチの言い方も正直、うっとおしいです。
でも主役をやっている広瀬すずさんはかわいい！
ゼクシィのCMから輝いてはいましたが、成長して顔が整ってきてますます綺麗になりそう。
能年さん、昔の広末さんと雰囲気が似てますね。
これは演じる人じゃなくてキャラクターの作り方とか脚本に問題があるような気がするなあ。
言葉の力と言いながら、その力をあまり感じられない。教科書にのっているような当たり前の奇麗ごとしか今まで出てこなかった気がします。

菜の花の彼 隼太キターーーーー！！！！

えー、菜の花の彼の27話感想です。ネタバレ含みますので嫌な方は読まないでください。
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きました隼太のターン！！！！


鷹人が恋愛の怖さを知った一方、隼太は頭の中がぐっちゃぐちゃになっています。
前にも感想で書いたけど、やっぱり隼太は心の中にどこか「ひとつ年下」っていうのがひっかかってたんですね。
そこの弱みをピンポイントで鷹人の言葉はついてきたようなもんなんでしょう。
優等生でいい子だった隼太にしてみればこんな気持ちになるのは初めてだろうし
自分の欲求と、体がうまくつながらなくて
自分で自分をコントロールできなくなっている。
それが大事な試合を前にして部活にも影響が…。
思ったところにとんでいかないボールは、思ったように自分の気持ちを整理できない現れなんだよね。
かなわないかもしれない、あの人に、って。

だけど



部員のこの一言を聞いた瞬間



目の色が変わり



抵抗するように、ふりきるように、「勝てない」を否定するように
打ち込んだボール。
まさに「男の子」から「男」に変わるきざし！

負けたくない、って気持ちは
楽しく部活やれたらいいんだっていう今までの隼太からの変化であり
鷹人に負けたくないっていう恋愛の気持ちともリンクしてるんですよね！！！



隼太はセッターです。
本来ならアタックを撃って攻撃する立場じゃない。
セッターってすごく隼太のポジションらしいなあって思うんですけど、人と人を繋ぐっていうか緩和剤のような立ち位置なんですよね。
それが、自分から攻撃に出た。
これってすごい変化。
隼だって狩りをする生き物ですからね！

もしかしたらですが、セッターじゃないポジションで試合に出るのかもしれない。アタッカーに変更とか。（ただ洋が黙ってなさそうだけど）
そして鷹人にどう対抗していくか。
一方、菜乃花はマネにやり込められちゃったけど、正論だから言い返せない。
このマネが今後、どうでるかだなあ。

後藤さん

最悪の結果になってしまいました。

でも、今、安易に政府を責めて「安倍総理のせいだ」と発言している人は
そこに違う思惑があって今回のことにのっかって理論をすり替えているとしか思えません。

今回の事はいろいろみんな思う事があるかもしれない。
ツイッターでコラをした事なども含め
どうするべきだったのか
どうしていればどうなったかなど
本当に、通じない相手を相手にするという事を痛感した期間でした。