中川昭一さん

中川昭一さんが亡くなられました。

ずっと睡眠薬を常用してたとか…
政治家って本当に心労が想像以上にすさまじいんでしょう。
中川さんはマスコミにあんなに酷く叩かれたこともあったし、選挙で落選してしまった事も大きいのかもしれない。
お父様と同じような年齢で亡くなられたのも、何かもの悲しいものを感じます。

今まで志し半ばで命をおとされた政治家は、みんなわりと「政治に対して真摯に向き合い、理想を捨てていない、温厚な人柄」の人が多いような気がします。小渕さんといい。
逆に長くいすわっている人は、多少のことではへこたれないふてぶてしい、世間の評価もあまり気にしない自分大好き自己中な人が多い。
これって政治家に限らないのかもしれませんが、憎まれっ子世にはばかるというやつでね。

でも正直、そういう人の方が政治の表舞台には向いてるのかもしれない。
中川さんは陰で支えて真価を発揮する、そういうタイプなのかもしれない。
それが表に立って攻撃のマトにされて、全部流さないで受け止めちゃったもんだから…

本当に惜しい政治家をなくした。ご家族の方もつらかっただろうな。
お悔やみ申し上げます。

選挙

圧倒的な民主党の勝利で終わりました今回の選挙。

んん〜〜〜なんか納得がいかないなあ。

現状の不景気に不満がある人たちがマスコミの情報に踊らされて、政権交代さえすれば何かが変わるって思わされた結果、浮動票が大幅に動いたという感じがします。
実際、いろいろと大きな働きをした阿部さんはさんざん言われたまま追いやられたし、麻生さんにしても悪いところばかりフューチャーされて。

でもこれも時代の流れか。

オバマさんが初の黒人大統領になったように、日本も変化を求めてる人が多いということなのかな。

ただなあ…民主党に1回やらせてみてダメだったら自民に戻せばいいじゃない
って軽く思ってる人が多そう。
取り返しのつかない政策は、決まってしまうとなかった事にはできないのに。
２年後の日本はどうなってるんだろうなあ。
民主党のいいことばっかり言ってる政策の財源も、結局は説明なし。優先順位が違うだけの話です、で通してしまったし。

とここまで書いて、ずいぶん自分が保守的だなとは思いますが、ぶっちゃけ日本は核を持たない国なのだから、どの政党になってどの国と協力していこうとも、お金を出して「守って貰う」立場には変わらないんですよね。依存する相手が変わるだけで。

ああ…。悲しくなってきた…。

ロシアは今の日本と真逆の政策を打ち出してきてるみたいだけど、数年後にどうなってるかなんて分からないしなあ。
ただ、たとえ情報操作だったり不景気だったり、いろんな事が絡んだ結果だとしても、大きな時代の流れはいびつな一人の力が及ぶものではないわけで。
変わっていくなら変わっていった中で、自分のやれることを頑張って日々すごすだけなんですけどね。

のりぴー

 押尾学さんに続いて酒井法子さんが覚醒剤取り締まり法違反で逮捕されてしまいました。
芸能界には薬が原因で逮捕される報道が多いのですが、今まで薬で捕まった人の中で一番ショックなのがノリピーかもしれません。イメージと違いすぎる。

しかもだんなの愛人に子供をあずけて逃走、逮捕状が出た後に出頭って…カオスすぎる。結婚してから辛いコとがいっぱいあったのかもしれませんが、結局は薬に頼るって自分の弱さでもあるし…。

私は医学関係の雑誌を作る仕事をしていますが、そこでは覚醒剤でなく病気の薬に依存してしまって、やめられなくなって逆に悪化する人たちもたくさん取材してきました。
一番多いのがアトピーのステロイド依存症。これは手を出しやすいしすぐ治るので依存しやすい。でも使っているうちに効き目が弱くなってきて、その薬が逆に症状を悪化させるようになってくる。やめられないけど使わなかったらよけい悪くなるという悪循環。それでステロイド離脱法という言葉もうまれるくらいです。
ステロイドに限らず依存性の強い薬は睡眠薬などたくさんあるんですが、根底には
気軽に手を出せる
手に入りやすい
すぐ効く
というところに依存の原因があります。
覚醒剤は快楽を求める為だったり遊びだったりしますから、病気の為の薬とはまったく違いますが
心が弱っている時のよりどころになってしまうという点では同じだと思います。

芸能人はあがった時の状況とさがった時の状況が、天と地ほども違うんでしょう。その落差があることを
あんなにいい経験を一度でも出来た自分は恵まれている
と思えなければ、下がった時に覚醒剤に手を出す弱さが出てしまうのかもしれません。

落差もなくずっと平凡に、それでもそこそこ幸せに生きている人生の私にはわからない境地なのでしょうか…。