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管理人の日記、毎日のことやニュース、映画にドラマ、なんでもつらつら不定期更新。でもほとんどドラマの感想。
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テセウスの船、これも麒麟がくると同じで
非常に演技が大げさというか舞台的だと思いました。
なく、叫ぶ、叫ぶ、叫ぶ。
ちょっとこれは見ていてやりすぎ感を感じてしまいました。

この話は漫画「僕だけがいない街」と同じですね。
主人公は現在さえない(辛い)立場にある。
大きな一つの事件があって。
偶然なぜかタイムスリップしてしまった主人公が、事件をなかったことにする為に頑張る、という。
僕だけ〜の場合はそのタイムスリップした状態だと、主人公の年齢も小学生に戻っているのですが
このドラマは現在の大人の姿のまま昔に行っています。
そして僕だけ〜の場合は、途中で犯人がわかるのですが、そこから植物人間として眠りについて大人になり、
僕だけがいない街の時間が進んでいく中での第2部では、現在で話が続いていきます。
このドラマはどうなっていくでしょうか。

オープニングは非常に早いテンポで進んでいき、タイムスリップするまでタイトルが出ませんでした。
ここからが話の本筋ですよ、といったところでしょう。
その為、飽きることなく最初から引き込むことに成功していますし
主人公のモノローグで淡々と進んでいくため、感情移入しやすかったですね。
僕だけ〜も主人公のモノローグで進んでいくのですが、この手法は心理描写を重視するタイプの物語には適しているように思います。

この淡々としたモノローグの語りはすごく良かったです。暑すぎず、冷たすぎず。ちょうどいい。
それがあるから、かなりくどい演技部分もなんとか見ることができたのですが
後半やはりちょっとやりすぎな感じはしましたね。
麒麟がくるは虚構の世界だから、背景や衣装のカラフルさも含めて
これは舞台演技だ、ファンタジーだ、と思うことができましたが
こちらはどっちかっていうと事件の内容からしてもリアルを追求すべきなのでは。
タイムスリップするというファンタジーをぶっこんでいるからこそ、演技は自然に抑えめでもよかったんじゃないかなあ。
とは言えこれからの展開が楽しみです。
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麒麟がくるは久々に戦国もの。やはり大河はこの辺りの時代がいいかもしれません。
ただ、何だあの衣装と背景の鮮やかさは!!!!
色が綺麗すぎる。カラフルすぎる。
そこでやはりとっさに感じてしまうのは「当時こんな色を出す染色技術はないだろ」ということです。
途端に嘘くさく感じてしまうというか、漫画的というか、アニメ的というか。
自然の緑が青々しくなるのはまあ良しとしても、着物があれだけカラフルだと
何かのPVかと思ってしまうんですよね。。。

しかし、見てるうちにそれでもいいかと思うようになりました。
なぜなら、演技も「自然」ではなく全員が舞台演技だからです。

大きくため息をつき、大きく振り向き、わざとらしく「わっはっは」と笑う。
誰もかれもが自然ではない。いかにも演技してますな、よく言えば歌舞伎的演技。
だからもう、背景も着物も演技も全て「虚構」としてみるのが正解なのだと理解しました。
そうやって割り切ってみると、1話からストーリーの運びが早くて話が動くんですね。
終わりころには「次どうなるんだろう?」と興味を持たされていました。
まだ面白いとは言いにくいけど、このテンポでずっと行ってくれるなら見るかも。
前作の「いだてん」は割と個人的には後半面白く見れていたので、ダラダラするよりはどんどん進んでいった方が面白いですね。
ただ、いだてんはあまりにも登場人物の心理描写が置き去りで、あらすじを見ている気にさえなるスピードでしたが
今回はそこまでではなさそうです。
妻は沢尻エリカさんの為にあるような役ではあったけど、今の人も十分魅力的。

1話に関しては、ラストあたりに「麒麟がくる」ということの意味が明かされるのと
それに対する主人公の「麒麟はこない」
というシーン。
あれはぞくっとしました。いいシーンだった。
これがあるだけでもう1話は成功だったんじゃないかな。
全てがここに集約されている。
2020年、ドラマ色々と始まっていますね。
とりあえず見たものだけ、面白い順に個人的感想で並べると。

★★★★★ 知らなくていいコト
★★★★  麒麟がくる>テセウスの船>ケイジとケンジ
★★★   トップナイフ>10の秘密>絶対零度
★★    シロでもクロでもない世界でパンダは笑う
★     

といった感じです。
面白かったドラマそれぞれに関してはあとで個別に感想を書くつもりです。

トップナイフは天海祐希さんということで期待してたんですが
ちょっとテンポが悪いというか、ダラダラしているように感じるというか
一人だけの天才ものではなくどうやらチームとしての描き方になりそうなんですが
コードブルーなんかに比べると、どうも見劣りしてしまう。
ドクターXのようにエンタメに振り切ってる訳でもなく
専門性を重視したアメドラのようなリアルものという訳でもなく
ちょっと中途半端に感じました。
でもこれからチームとして固まっていくと面白くなるかもしれません。視聴はしていきたいと思っています。

シロでもクロでもない世界でパンダは笑う、は意欲作だとは思います。
でもあまりにも漫画的というか、少年漫画というより中二的な青年漫画の雰囲気があります。
世間に対してお仕置きするパンダ。それを操るメンタリスト。
それぞれに暗い過去がありそうな気配。
それが何かとか、お互いの秘密や関係性など、気になるところはありつつも
何だろう、なんか見ているのが辛かった。どうしてかな。
自分が10代だったらハマルのだろうかと考えてもちょっとそれはない気がする。
これはどうやら趣味ではない、というのが一番しっくりくるかも。
謎は多いし、面白くないわけではないんだろうけど
世間の悪の描き方というものがあまりにも簡単で、
実は犯人でしたという人がカメラに写っていると分かりながらも悪事を続ける不自然さとか
色々となんかリアルじゃなさすぎるところに目がいってしまって。
池袋ウエストゲートパークからの「イタイ系の人が出てくるドラマ」としても
ちょっとカリスマ的な人がいないのが致命的かなあ。
メンタリストがどれだけ鬼畜かにもよるけど。

そして、漫画的というのは絶対零度にも同じことが言えます。
犯人があまりにも頭が悪いというか。そこでそんな行動をなぜとる??ということが多くて。
でもパンダよりも面白く見られるのは、役者の力も大きいですが
アクションが中心であるということ。
パンダもそうなんですけど、圧倒的にアクションものとしては絶対零度の方が見せ方がうまい気がする、テンポもいいし。
ラストで色々と説教を垂れるのを黙って犯人が聞いている、というドラマ特有のありえなさが
この絶対零度はすごく少ない。
説明を省いてアクションで魅せる。殴って気持ちを表現する。
割と気持ちいいんですね。ストレスがたまらない。テンポもいい。
主人公が家族を殺された闇を抱え、犯人かもしれないと思われる展開は
絶対零度パート1と同じではあるんですが、ここが面白いところなので反復してもいい。
正直、今回のはじめの方は退屈でダラダラながら見していたんですが
クライマックスあたりの盛り上がり部分は惹きつけられました。
だからやっぱりこのドラマは、主人公の闇あってこそなんだと思いますね。
もう2020年、年が明けてしまってる〜〜〜!

なのに今更2019年の10月期冬ドラマの総括をやるというね。
一応は見ていたのでまとめておきたいです。
色々と1話は録画していたのですが、2話からも継続してみたものは
今までの中で一番少なかったかもしれません。
みたもので個人的に順位をつけると

★★★★★ 俺の話は長い>グランメゾン東京
★★★★  シャーロック>おいしい給食>同期のサクラ
★★★   ドクターX>まだ結婚できない男
★★    
★     

こんな感じですね。

俺の話は長い、は1話目でなんていうか懐かしい感じのホームドラマだけど、今っぽさもある不思議なドラマだな〜と思いましたが
キャラが魅力的でどんどんはまってしまいました。
生田斗真さんと小池栄子さんが本当に良かった。そのほかの周囲の人たちも一癖あって面白かったし
掛け合いだけで面白く見せるのはすごいと思う。
この主人公がすっごく理屈屋で偏屈なんだけど、嫌いになれないというね。
これはもう口のうまさの演技が上手いのと、イケメンだからでしょうね。
続編やって欲しいです。

グランメゾン東京は昔のキムタクドラマって感じで、一人にだんだん心酔していく周囲と
スペシャルなチームを作っていくというジャンプ的な面白さがありました。
素直に、仕事をしている姿がみんなかっこいいし、脚本も良かった。
最後まで星3つにこだわっていたのも綺麗事で片付けなかった点が良かったと思います。

同期のサクラは最後の方が残念な感じかもしれない。
なんていうか、舞台劇みたいに、一人一人が立ち上がって順番に発表していく
学芸会的な雰囲気が最後まで好きになれなかったけど
面白くなくはなかったです。


今回は今までで一番ドラマを見なかった。なぜだろう。
もしかしたらyoutubeやネットフリックスで好きな時間にまとめて最後まで見てしまうことに慣れたからかもしれない。
毎週1回ずつ待ってられないし、忘れてしまうんですよね。
そんな中で欠かさず毎週見たのは俺の話は長いとグランメゾン東京だけでした。
そのほかは全部、最終回間近まで録画をほったらかしていた。

エンタメのあり方も変わってきたのかもしれません。
今って、昔の名作も普通に同じ土俵で見るから
最新作であるということにこだわりがない人が多いなと感じています。
今号で最終回を迎えた「愛が死ぬのは君のせい」
ネタバレも含む感想なので注意してください。
この最終回はコミックスで加筆されるということもあり(他にも理由はあるのですが後で追記します)
1巻から6巻まで、まとめての感想と紹介を一つの記事として読めるページを作っている最中です。
最終回の分も含めて今回アップしようと思っていたのですが
加筆のコミックスを読んでからの方がいいかなと思い、その記事は最終巻が発売される1月下旬にアップすることにします。
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実は、5回前くらいの、然がワルツの作った時間の道に飛ばされた回から
話のクライマックスに向かっている感じがしていました。
そこで途中で感想をアップするのをやめ、最終回までまとめての記事にしようと思っていたんです。
その想像はあたり、全6巻でまとまりました。

この話は1話に始まり、1話に回帰していく作りで
コミックスとしては6巻なのですが物語の中ではたった2ヶ月間の話なんですよね。
その2ヶ月の間にものすごく非日常的なことが起こり、
心に変化が起き
二人の関係が変わる。
最初から計算されて構築されていた物語のように思いました。
とはいえちょうどいい長さのようにも感じるのですが、個人的には(勝手な想像ですが)
最初は全10巻くらいのつもりで始まったんじゃないかなあと思っています。
ただ、2ヶ月間の物語である、ということは変わらないと思うんですが。
もっと然や津村さんの想いの変化や、何よりワルツの変化をもっともっと丁寧にやったら
同じ内容ではありつつも心理描写を細かくして10巻くらいになるだろうなと。
けれどそれは私の勝手な想像で、ストーリーとしての軸と流れはこの全6巻と全く変わらないだろうなと思いました。

時間の道に来てから過去の伏線の回収がどんどん行われ、
それと並行して現状も変わっていくという
まさにクライマックスに向かって加速していく感じがすごかったです。
最後に向かって盛り上がっていく内容の濃さと読み応えはとても高く、毎回ハラハラしていました。
これをコミックスでまとめて読むのが楽しみですね!
6巻は非常に濃い内容になるんじゃないでしょうか。

だからこそ最終回はもっとページを取って欲しかった。
これ、めちゃくちゃ深い話だったと思うんです。

この物語はちょっと対象年齢が高めに設定されていると思うのですが
肝となる部分は「ワルツ」と「白い人」がお互いに全く違う立場でありながら
どちらも孤独であったということなんですよね。
さらにいうと6年間全く交わらずに秘密を守り続けた一墨も孤独だったし
愛生も、津村さんも程度はそこまで重くないけど孤独であったかもしれません。

この3人(ワルツ、白い人、一墨)の孤独の描き方が非常に独特な世界観で、
人間が友達もいなくて寂しくて一人ぼっちでいる、ということをはるかに凌駕しているんですよ。
この世界観の大きさがさらっと読むと理解しずらいかもしれません。

だからこそ、最終回ではこの二人の孤独であったことをもっとクローズアップして
ページを使って描いて欲しかったし
まあ少女漫画的なお決まりとしては、くっついた後の二人の幸せな日常をもう少し描いて欲しかったw
最終巻はかなり加筆があるということなので、そこらへんを補填するのかもしれないなと予想しています。
前々回が減ページで、半分だったんですよね。
腱鞘炎で落とされてしまったのかもしれないですが、このたった半分少なかったページ分も、最終回に影響してるかもしれません。
愛生と一墨が「6年前から止まっていた」ということの意味も気になりますし
その辺の解釈をもう少し詳しくしてくれたらと思います。

ただ、この物語、本当にすごいテーマだと思いました。
孤独ということはどういうことなのか、に真っ向から挑戦した物語だったように思います。

ワルツが最後で選択したことのきっかけは
愛生が初めて向き合ってくれたこと、たったそれだけなんですよね。
その、「たったそれだけ」ということがどれだけ大事か
ワルツにとってそれがどれだけ大きな意味を持つか。
見ようによっては孤独のまま消えていったワルツはすごく悲しい存在なのかもしれない。
でもそう本人が感じていないところに、また孤独ということの意味を考えさせられる。

最近、京アニの事件など、社会から乖離していると感じて犯行に走る人が目立つ。
映画ではジョーカーという孤独な犯罪者のハリウッド映画がめちゃくちゃ流行りました。
今という時代を切り取っているテーマを、桃骨先生たちのオリジナリティあふれる世界観で作られた物語だったなあと思いました。

もっと色々感想があるんですけど、コミックスの最終巻を読んでからにしたいなと思います。
1月には「あいしみ」まとめての記事をアップしますのでその時に。

5巻は12月25日
6巻は1月25日発売です。
今からすごく楽しみです!

そして次にどんな作品を生み出されるのか、それが本当に想像もできなくて、今から本当に本当に楽しみです!!





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