管理人の日記、毎日のことやニュース、映画にドラマ、なんでもつらつら不定期更新。でもほとんどドラマの感想。
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秋、始まりました。
とりあえず1話から2話分みた中で個人的面白い順。 ★★★★★ 地味にスゴイ!=ドクターX=逃げるは恥だが役に立つ>レディ・ダ・ヴィンチの診断 ★★★★ Chef ★★★ 黒い十人の女 ★★ レンタル救世主>THE LAST COP>キャリア ★ とげ 今のところはこんな感じ。 まず地味にスゴイ!は校閲という仕事をテーマとした原作小説ありのドラマです。 重版出来でも校閲の人が出てきましたし、家売るオンナにも出てきました。どちらもすごーく暗い真面目か、アニメオタク。 その描き方こそステレオタイプじゃないかなと思うんですよ。 校閲ってそんな人ばっかりじゃないはずで。 でもこの地味にスゴイの主人公はファッション誌にいきたかっただけあって、口はたつわおしゃれが好きだわ女子力高いわ派手だわで、今までのイメージを覆すようなキャラです。 でも仕事をしているうちに校閲の仕事を楽しむようになってるんですよね。 なかなか気持ちのいいキャラです。 口では文句言いながら、ものすごく真剣に仕事にかかわってる。 逆にファッション誌にいる本田翼さんのキャラの方が、腰掛けっていうか適当にやってる感じがしますね。 主人公は敬語も使わないし、大声出すし、空気よまないし、嫌われそうなうるさいタイプなんですが、まっすぐだし、素直に謝る事ができるし、最初はいがみ合っていた職場の人ともすぐに分かり合って行く。 尊敬しあっていく。いい関係を気付ける。根が素直というのが伝わってくる。 東京ガールズコレクションのような派手な服もくるくる変わって目が楽しいし、エンタメという事を大事に作ってる感じ。 校閲としてありえないとか、いきなり部署配属ありえないとか、そんな事はどうでもいい気がする。分かった上でフィクションを楽しむ感じ。 作家先生とのやりとりとかご都合展開ではあるし、2話目のラストで謝るシーンはいきなりお前しゃしゃり出過ぎだろうと思うけど、それをいかした挨拶をブロガーの人がしてくれて ストーリーとしてうまく繋いだなって感じました。 まあ主人公ありきのドラマですけどね、ドクターXと同じカテゴリであえて見ればいいんじゃないかと。 まあ校閲の仕事というより、それは編集がやることなのでは…って感じがすごくしますけどドラマとしては面白くなってます。 ライトノベルのような(たぶん西尾維新がモデルなのでは。乙一かもしれない)作家と、ファッション誌にモデルとして起用された男の子が同一人物で これからどう関係が変わって行くか楽しみです。 ドクターXはもう様式美。 これもエンタメという事を念頭において振り切って作ってる感じ。面白いです。 先がよめるし悪人はテンプレの悪人なんだけど、それでも岸部一徳さんと米倉さんのコンビが面白い。 ただなれ合っているのではなく、時には化かし合い、時には手のひらで転がし、時には助ける。 そんな関係性がいいですね。 レディ・ダ・ヴィンチの診断は絶対アメドラのDr.ハウスを真似て作ってますね! Dr.ハウスは凄く好きなドラマで、全巻見ました。 主人公は一癖も二癖もあるし、性格悪いし、人と話すの嫌いだし、偏屈だし、おまけにジャンキーというね。いかにもアメドラらしいぶっ飛んだ主人公。 だけど天才的に病理学に長けているんです。 病気の原因は何なのかつきとめ、患者を治すためなら、患者の家に侵入して刑事まがいの捜査までやってしまう。 そして凡人が思いもしないような原因をつきとめていくわけです。 周囲の医者達もハウスの性格については全く認めておらずいがみあったり反発したり。でもその天才的な病理学のカンに対してはもう、最大限の敬意を払っている。 だからみんながハウスについていく、というアメリカのビジネス社会らしい構図になっています。情よりも、プロの仕事。 ものすごく1話の内容が濃く、専門性の高い素晴らしいドラマなんですよね。シーズン4くらいからジャンキーになっていってしまって天才性が鈍くなりますが… この設定をまんま日本でやって、主人公を女の人にして、日本のドラマらしくマイルドに偏屈さを減らし、性格も一癖残しつつかなりいい人に仕上げた感じがこのドラマ、レディダビンチ。 要するにアメドラ本家に比べたらかなーーり薄くなってしまっています。 でも面白かった。 余計な事を空気よまずに言ってるようでいて、すべて患者から聞き出すための必要な事だったり かなり頭がいい演出がされている。 そしてジャンキー成分は、主人公に見えている子供の姿、たぶんこれ幻影じゃないのかなって思います。主人公が抱える闇に関係ありそうです。 日本のドラマはどうしても叩かれる事を恐れてか、「いい子ちゃん」にしてしまうところがあるんですよね。 だからアメドラほど極端なキャラを作ろうとしない。作れない。それが足かせになっている気がします。 映画や舞台ならあるんだけどね。 とはいえ専門性においてもちょっと負けてる。あっちはもう何人もブレーンがついてるからなあ。医療ドラマでも最先端を感じさせるんですよね。 テレビドラマはお年寄りの方の方が見る人数が多いし、どうしても保守的になってしまうのかもしれません。 黒い十人の女はバカリズムさん脚本。 でもほとんどコントだったw 内容は映画をもとにしているらしいですが、見た事はありません。でもかなり雰囲気違うでしょうね。 同じ場所でずっとしゃべり合っているような、舞台コント的なものが続くので、先があまり気にならないといえばならない…。 それぞれの黒い女たちはみんな性格破綻者といってもいいかも。不倫ありきだしね。 その彼女達のやりとりを面白おかしく見るわけだけど、前の選タクシーの方が好きだったな。 (タイムリープものは面白くならないわけがないんだけど。) 途中で出てくるラインのやりとりを映像に乗せていく演出は面白かったです。 けどこういうのもうネットの「おもしろライン」なんかで見慣れているから斬新さはなかったりする。 レンタル救世主はイマイチだったなあ。 本題に入るのが遅かったり、主人公のやれる事は何かっていうのが分かるのが遅かったり とにかくテンポが悪いと感じました。 そして、とげ。 もう見ていてストレスがたまりまくり。なんでこんなにモンスター市民の奴隷みたいな事ばっかり見させられてるんだ〜〜! 主人公が毒舌家だったり、かなり頭がよくてうまいこと切り返したり、問題をさくさくっとずる賢く解決したりする公務員、だったら面白かったはず。 でもこの主人公、ただお人好しのいい人なだけで、言われっぱなし、たらい回されっぱなし。 それをいったい何時間見せるつもりだ!!(そんなに時間はないはずだけど) もう次から見る気力がわかない… 上司も上司だし、物語がいつまでたっても始まらない感じがしてしまいました。 PR
見てきましたスーサイドスクワッド。
…なんだろう、予告の雰囲気とここまで全然違う映画も久しぶりに見た。 と思ったら、予告は違う会社が依頼されて作っていたんですね〜 おいおい…。 見たあとの最初の感想は 「悪人じゃないじゃん!!!」 これ。 悪人が集まってめちゃくちゃやるポップで破天荒な映画だと思って見に行っちゃったじゃんよ… ところが全員、それなりに過去があってそのせいで悪になって生きるしか道がなくって 心根はむしろそこらへんの一般人よりずっと道徳的でいい人。 これ求めてないから〜〜〜〜!!!!! なんでこんな事にしたんや。 悪人が実は社会のしくみのせいで悪としか生きられなくて でも心はすごくピュアで美しいっていう映画は、それはそれでいいんです。いい映画になるんです。 ダークナイトなんてそれ系で最高峰です。 けど悪にふりきった作り方の面白さだってあるでしょ〜〜 この映画は後者を期待して見に行ったのに、なんなんだ。 そしてふと思いました。 映画はまだ振り切った作品や重厚な人間ドラマを作ってくれるハリウッド映画、アメドラがあるからいいとして(今回のスーサイドはダメだったけど) 最近のドラマ、映画とりわけ日本の邦画。 悪人がほんといない。 悪を表現できる人が自制しちゃってる感じがするんです。 だから変に道徳的な観念が入って、登場人物のみんなが「いい子ちゃん」になっていく。 お人形さんになっていくんです。 最たるものが朝ドラで、主人公はも〜〜都合のいい「いい子ちゃん」ばかり 周りの人も主人公に対して優しくする人ばかり。 なんだこの気持ち悪い世界は。だからおままごとみたいなんだよ〜! もちろん、即物的ではなく多面的な人物描写をできている作品もありますが 最近はとかく「叩かれる」という事を避けて物を作るような風潮が色濃くなっている。 それ、そんなに大事なことですか? まあ叩かれてスポンサーがおりちゃったら何も作れないってのはあるだろうけど 作り手には気概を見せてほしいんだよなあ。 進撃の巨人の映画版もそんな間違いを犯していた。原作の漫画の人物描写はそんな薄っぺらくないでしょう!と言いたい。
ナノカレ63話、64話の感想です。
いやもう、今回の展開はある程度(これが伏線になるならこうなるかなって勝手に)予想はしていたものの いざ本当にそうなると、うわーーーうわーーー!!!!って感じですね!!! これ、相当読み応えのある展開になりそうです。 次回は表紙と巻頭カラー、絶対に鷹人と菜乃花の新展開だと思う。 以下ネタバレ含みます↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ いやもう、前回はすごいクライマックス感でした。 これくらい盛り上がってるともうすぐ終わりだろうなって思った人、多いんじゃないかな。 かくいう私も、あの伏線とこの伏線は回収してないしこの人の気持ちもおさまってないしナノカレはあと数巻は続くはずと思いながらも この盛り上がりは最終回にむかってる?と感じたりもしました。それくらいアクション満載で 人と人の感情のぶつかり合いと盛り上がりだった。 とくに63話は隼太の身体能力がいかんなく発揮された、迫力のあるアクションと表情で…。 この回の絵は本当に見応えがあります。 ぜったい本の絵でみるべき!もうあえてここに画像をあげない。 鷹人の見せ場も61話であったし、次で誰かが落ちるとは思いましたが 烏丸に(菜乃花から)隼太を奪われるとは! でもね ちゃんと伏線あったんだよね 10巻で烏丸が隼太に言った「手に入れたものをいくら大事に抱えてたって、ふいに失う事もある」っていう牽制、 「好きってきもちは、何もかも失ったところにしか無い気がするんだよ」っていう含み、 なにより2部に入ってしょっぱなから烏丸が聞きまくっていた「好きってどんな気持ち?」の答えがまだ誰も出せていない。 烏丸自身が好きという気持ちを失っている(と思い込んでいる)んだから、 彼こそが菜乃花からこの、彼が一番ほしいもの=恋心を奪っていってしまう流れは ああ〜〜そうか〜〜でもしてやられた〜〜〜!って感じです。 なんだこの構成。すごすぎる。 2部が始まったときから今回にいたるまで、このために細かく細かくキャラを動かしてきたのか…! 何もかも失ったのは10巻で絶望の淵にまでいってしまった鷹人の方ではなく 隼太だった。 菜乃花も失ってるんだけど、それより隼太だと思う。 そして、「何もかも失ったところにしか無い気がするんだよ」という答えを出してくれるのは鷹人じゃなくて、隼太、もしくは菜乃花なんじゃなかろうか。 ここから個人的な予想。 烏丸が記憶喪失というのは、物理的にはそうだけど、失って一番つらいのは「好き」という気持ちなんじゃないかな。たとえ烏丸が自分でそう思い込んでいるんだとしても。 だから最初から「好きってどんな気持ち?」かに固執してきた。 たぶん烏丸の失った記憶=過去に誰かものすごく好きな人がいた、という思いそのもの。 二人で落ちた事と、菜乃花が手離した事で 烏丸の中にあいた穴はそのまま菜乃花に移った。 「この恋をもらっていくよ」と、菜乃花から隼太に恋する気持ちをうばっていった。 そして菜乃花に穴があいた。 ちょうど失ったのは半年くらいの記憶ということは、隼太に会う前くらいの状態になってるんだと思う。 ここから鷹人と菜乃花が新しい関係を築く。なにしろ鷹人は前のときと違って 自分がどれだけ菜乃花を好きなのか、自分がずっと恋していたこと、どうすれば菜乃花に想いを伝えられるか、全部経験して知っている。 前の鷹人とは違う。 後悔ばかりの中学時代を菜乃花とやり直せるわけです。 一方、意識不明になっている烏丸が目を覚ますとき、たぶん記憶が戻る。 その後の烏丸の行動がぜんぜん予想できないですが、今までのようなサイコではないはず。 桃骨コンビの事だから、隼太と声が似ているというのもきっちり後々いかされてきそうだし。 問題は隼太です。アメリカ行きをどうするのか。 個人的には一端逃げるような形で行くんじゃないかなと思うのですが、菜乃花に対してどう向き合うのか、菜乃花が落ちる瞬間、何かを手放してしまったように感じている隼太は(手離したのは恋心だと思いますが) もしかしたら菜乃花に対して怒るかもしれない。いたわれないかもしれない。 今までのような優しい隼太ではなくなるかもしれない。 そんな時に「好きってどんな気持ち」かを試される…気がします。 とにかく次号からものすごく新展開なんだろうけど、3部開始と銘打っていないのは2部からつながりで続いていくエピソードだからだと思います。 そしてたぶん菜の花の彼という物語はぜんぶで2部構成です。 鷹人と菜乃花のラブラブシーンが、夢でもいいから見たいと願っていたけどそれが本当になるのか…ならないのか… 漫画内の時間軸はもうすぐクリスマス。 鷹人と過ごす事になるのか。 予想というすごい予想ではなかったかもですが、今はこんな風に感じでいます。 いや〜〜ほんとに「物語!」って感じがしますね。ダイナミックで、構成しっかりしてて、伏線はって準備して練られてて…。 とりあえず次号の巻頭カラーが楽しみすぎる!ほんとに綺麗なカラーだからなあ。
HOPEの最終回、展開早くて上司たちの後始末も流すような感じで、最後に駆け足のように盛り込んだ感はありましたが
大団円という事でよかったです。 主人公たちが会社をやめて、自分の会社をたちあげるという終り方は 奇しくも家売るオンナと同じ終り方でした。 大企業に身をおいて出世して行く事がステータスではなく 個人で小さな会社をたちあげて、自分と気の合う人たちと一緒に働く、たとえ収入が少なくなってもそっちの方が幸せという価値観が 今のスタンダードなんだなあと感じました。 お金より、ストレスフリー。 社会的地位より、やりがい。 自分がその仕事を気持ちよくやれるか、やりがいを感じられるか というのが一番大事な価値観になったのは 世の中が不安定なせいもあるかと思いますね。 大企業に身をおいても先の保証はない、だったら今をいかに生きるか。我慢しないでやりたいようにやれる事が幸せなんだと。 韓国版の原作の終り方がどうなのかはよく知りませんが、どうやら主人公が大企業の正社員になって終るらしい…? でも日本版は、正社員になれず、その事はとくに恨まず、自分が好きになった上司についていく。 営業三課のメンツが全員やめてみんなで新しい小さな会社を作りました、っていうオチ。 ある意味すごくドリーム小説みたいなんですが、これが現代の日本のサラリーマンの理想 というのを提示した気がしました。 家売るオンナは最初から会社に寄与する気持ちはなく独自で働いている主人公なので 会社をやめて自分の会社を立ち上げる事に違和感がありませんでしたが そこに課長が今度は部下として来ている事が、ドリーム部分だなと。 続編があったらここに庭野もきそうですw 今の日本人はきっとひとりぼっちが嫌いなんですよね。 そして、評価される事よりも、お金を儲ける事よりも、自分がいいと思える仕事をやりがいを感じながら仲間と一緒にしたいということ。 それがよく現れたドラマの終り方だと思いました。
夏ドラマが終っていきます。
今年はオリンピックも盛り上がったし、あまりドラマが活発ではなかったなと思いつつも 面白く見れたものもありました。 最終的に面白い順は ★★★★★ はじめまして、愛しています=家売るオンナ=真田丸=HOPE ~期待ゼロの新... ★★★★ ON 異常犯罪捜査>時をかける少女>とと姉ちゃん ★★★ そして、誰もいなくなった>好きな人がいること ★★ せいせいするほど、愛してる ★ 神の舌を持つ男 見るのをやめた…朝が来る、刑事7人 第2シリーズ、遺産相続弁護士 柿崎真一、仰げば尊し てな感じ。 家売るオンナ、真田丸、HOPE ~期待ゼロの新...、はじめまして、愛していますは同列1位。 家売るは全体的にコメディで、漫画的なキャラに、かなりご都合展開で家を売りさばいていくファンタジーストーリーでした。北川景子さんの役がハマっていたし 全体的に1話完結で面白かったです。 でもリーガルハイなど神ドラマをやっていた時に放送してたらそうでもないなという印象。 最初は文句なしに面白かったんですが、途中からちょっとだれましたし、片方が手放す家を片方に売るという形から出なかったので、とてもご都合に感じました。 ですがパート2があってもいい企画だと思います! 庭野役をやっていた役者さんは、日曜劇場の野球のドラマ、ルーズヴェルトゲームに出てた時にいいなと思って。 その後、ゲイの役もやっておられて、いろんな役に挑戦する人だなと思い気になっていました。監督の息子さんで。工藤阿須加さん。 彼がすごく好みというか好きな顔というか、ファンです。演技もすごくうまくなった。 爽やかなんだけどちょっと純朴で、でもどんな役、悪役なんかもやれそうな感じがします。 これから頑張ってほしいです。 真田丸はまだ終っていないけど、いよいよ合戦。 それぞれの武将の思惑などが絡み合って面白い。 HOPEは最終回を残すのみですが、様々な上司が嫌な奴すぎるわ〜〜 主人公が虐げられているわりに多くを望まないので、ちょっとイライラしてしまうところはありますが 丁寧に作られている会社ドラマだと思います。 働く事において社内の競争は絶対にある事だし、協力もするけど基本はライバル。 そのぴりぴりした中で、一つずつ実績を積み重ねながらも、理不尽な事も受け入れて行かざるをえない感じもリアルです。 はじめまして愛しています、は遊川和彦さん脚本だったけど、珍しく王道なハッピーエンドだった! 全体的に、虐待された子供を引き取る事がどういうことかっていうのを 嫌な面からも逃げずにちゃんと表現したところがすばらしい。 もう出ている俳優さんのメンツが遊川組ってくらい代わり映えしないけど、尾野さんと志田さんが飛び抜けてうまくて、最終回は見応えありました。 とくに志田さんの悲痛な叫びと告白と泣き。あの嗚咽を演技できるのは本当にすごすぎる。 魅入ってしまいました。うまいなあ。 虐待が虐待を生んでしまう負の連鎖。父親が娘を妊娠させていたというのはショッキングにも感じますが 現実としてはもう珍しい事件ではない。数ある性的虐待の一つ。 それを、虐待の連鎖としてもってきたのは違和感がありませんでした。 だからこそあの家族にははじめくんを戻せないとも思えたし。説得力があります。志田サンの演技力あってのものですが。 中でも一番いい話だったのは、はじめくんを生み直す回でした。もうぼろ泣き… 毛布から顔をだし、世界に出て泣きじゃくるはじめくん。あの回の脚本と演出はもう神懸かっていた。 嫌な事から逃げずにちゃんと表現して、ラストはみんなが幸せになるという。 ちょっとピアノの周りに集まってワイワイというのは嘘くさいな〜とも思ってしまうけどよかったです。 せいせいするほど、は原作漫画を読んだことないですが、北川みゆきさんの他の漫画は読んだ事があって、心理描写を丁寧に作る方ではない印象があります。 わりとサクサクと展開させ、気持ちの変化は足りない感じがあるので、私はあまり好きなタイプの作風ではないんですが それを忠実にやるだけで昼ドラ的な面白さが出るはずでそれでよかったのに ドラマはちょっと上盛りしたのかなっていう印象がありました。 主人公の不倫を正当化するために奥さんを悪い人にしたりね。セリフを下品にしたりね。 ちょっとな〜って感じです。 下品といえば神の舌を持つ男もそう。こっちはコメディというかもうギャグなんだけど 全体的にパロディのギャグなので、元ネタを知らないと笑えないなあ。 この監督のシリーズはどれも、主役とその補佐にあたるパートナーとの恋愛が萌えどころ。 トリックに始まってずっとそうでした。 なのにこのドラマは主役とその相棒の関係に萌えない。主人公が相棒をアテにしていないからです。眼中にない。 トリックにはあった音楽の良さ、BGMの物悲しさもありませんでした。 ちょっと横溝正史の世界観があって哀しみを伴うのが良さだったのに、これはなんていうかもう能天気。 音楽含めて、好みではありませんでした。 今日はHOPEの最終回だな。録画を楽しみにしていよう。 |
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