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管理人の日記、毎日のことやニュース、映画にドラマ、なんでもつらつら不定期更新。でもほとんどドラマの感想。
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2014年ももうすぐ終わり。今年公開された映画で、自分が見たもの限定でランキングにしてみました。
自分的まとめの意味もかねて。


10位 フューリー
 今までハリウッドでよく作られてきた戦争映画の感動ものとはひと味違う。どちらの価値観にも肩入れしないというか、ただ淡々と人が死んでいき、それぞれの考えを描き、人間ドラマを過剰に演出しない。でもちゃんと感動がある。妙にリアルに感じられました。見た後に何かを考えさせる、というひきずりを残すのがうまい。

9位 WOOD JOB!
 日本の神様と村人の距離感をおしつけがましくなくエンタメに仕上げたところがよかった。前作のロボジーがあまりにも期待はずれだったのでどうかなーと思ったけど、これは1本の映画として笑わせ、楽しませ、感じさせ、最後は山場があって楽しかった。主人公のキャラクターも自然で今時っぽくて感情移入しやすかった。

8位 6才のボクが、大人になるまで
 12年間という歳月をかけて撮ったのがまずすごい。こんな映画はなかなか他にはない。かといって奇抜な内容かというとそれはなく、いかにもな「日常」がただ続いて行く。これヘタするとすごく退屈な話の映画なんだけど、一人の人間のリアルな成長を短縮して見て行くということが、成長の疑似体験をしている感覚になって、これは簡単に作れるものではない。人ってすぐ忘れて生きていくもんなんだなあ。今自分が生きている時間を大切にしていこうと思わせる映画だった。

7位 るろうに剣心
 日本映画のアクションものでこれが今のところ最高峰じゃないかと思わせる。シリーズ1の時のように必殺技を叫んで変にマンガに近くしようとした演出をいっさいやめ、リアルさと臨場感とスピードを重視したのは大正解だと思う。クサいセリフの応酬がこれほどハマって気持ちいい映画ってそうそうない。とにかく全員のアクションと映像がかっこいい。キャラと俳優さんもそれぞれハマっていたと思う。

6位 オール・ユー・ニード・イズ・キル
 日本の原作をもはや別物の域にまで料理した手腕に驚く。中二的な閉鎖物語を、広い世界のSFに仕上げた。この監督は物語展開のスピード感に定評があり「映画はここまできたか」と評される人。それが凄くうまく活かされて息もつかせぬ展開だった。最後まで飽きない。

5位 インターステラー
 宇宙の広さや未知なものを「怖い」と感じさせる映画。ゼログラビティもそうだったけど、こっちの方が先の展開もよめず面白かった。ブラックホールやワームホール、次元の違う世界を映像化する事がここまで可能になったんだなと思った。まあ学者の想像ではあるんだけど…。いろんな難しい事を「分かったような気」にさせるのも上手かった。

4位 永遠の0
 右寄りとか左寄りとか、いろいろ反発をもつ人もいるだろうけど、日本の作る戦争映画の今の限界がこれかなと思った。だいたい昨今のドラマでは「今の価値観」をもつ主人公(とその周囲もみんな)が軍国主義に反発するというスタンスばっかりで、どうもこれは違和感を持ってしまう。でもこの映画は「アメリカと戦い、勝つ為に一丸となる姿」を真っ向から描いている。と同時に主人公は別に戦争反対しているわけではなく、ただ「家族の為に生きて帰る」という事に執着している、というスタンスも非常にわかりやすく感情移入しやすい。できればなかった事にしたい軍国主義的なところも曖昧にせずきちんと表現している。飛行機のシーンなどは圧巻だし、スピード感もあり、当然人間ドラマ部分では泣ける。難を言うなら現代パートの三浦春馬さんの演技が大げさすぎて嘘くさいというところだけ。岡田准一さん演じる主人公がラストで特攻として突っ込んで行くあの目つきは、パイロットとして誇りを持ち、なおかつ覚悟を決めたまごう事なき「軍人」だった。家族の為に、卑怯者と呼ばれても生きる事を望み、目的を遂げる事よりも部下の命を案じた主人公が、あの目つきでラストを閉めるというところが、この映画の全てを物語っている気がする。そこに陳腐な奇麗事はない気がした。

3位 アメイジング・スパイダーマン2
 これと永遠の0はほぼ同列で3位。でもこっちが上になったのはやはり映像の素晴らしさと、親子関係の深さを描いた上でのエンタメ性かな。前のスパイダーマンよりも脚本は暗く、深く、人間の心や親子の距離感を掘り下げていると思う。こちらの方が前作シリーズよりも大人向け。

2位 ゴーン・ガール
 脚本でいうならこれがトップ。伏線のはりかた、展開、ラストにいたるまでぜんぜん飽きないし先がよめない。後半で驚かせるという手腕って「シックスセンス」を思い出すけど、だまし続けるって結構難しいんだよなあ。アメリカ社会の縮図を見せられるようなリアルさもあり、1本の内容が濃い印象。

1位 ベイマックス
 日本の捉え方が微妙にずれているところは安定のアメリカ。でも単純に物語として面白かった。それぞれが特技を活かし、仲間としてがんばる展開にもっていき、ラストの山場にいたるまでエンタメ性たっぷりだし、アクションも多く見応えがある。途中でだらける展開もなく最後までテンポよく見せられて飽きない。途中とラストで泣き所を二つもってくるところもニクい演出。特にラストの「ベイマックス、もう大丈夫だよ」というセリフは、最初に聞かされた時点ですでに大いなる伏線でありネタバレでありラストの予想がつくくらいのベタっぷりだけど、それを外さずちゃんとやってくれたのがとてもいい。キャラクターデザインもいいし、なによりベイマックスが欲しくなるくらい癒しフォルム。歩き方、物の当たり方、膨らみ方、セロテープはったり、いちいち行動がマックスかわいい!これは宮崎駿の映画にでてくる「もののけ」とか「動物」などの愛くるしい動きに共通するものがあるなあ。思わずにこっとしてしまうというか、くすっと笑わせてしまうような愛嬌がある。こうした小さな動きのこだわりがベイマックスというキャラを魅力的にしている。笑えて、泣けて、アクションあり。とてもいいエンタメ。


他にもいっぱい面白い映画ありましたが、今年はわりと豊作だったなあ。
個人的に、興行収入がいいわりに私はイマイチ(面白くないわけじゃない、けど惜しいって感じ)だったのが
アナ雪、マレフィセント、300 帝国の進撃、思い出のマーニー、GODZILLA ゴジラ、ウルフ・オブ・ウォールストリート
あたりかな。
アナ雪、マレフィセントは映像はすっごく奇麗だし幻想的。アナ雪にいたっては歌もよかった。でも話じたいはどうってことないというか、感動や爽快感、もしくはハラハラ感とか考えさせられる部分とか、何か心を動かすという面でストーリーは弱かった。なんか足りない感じ。
ウルフ・オブ・ウォールストリートは結局ドラッグばっかりやっとるやんけ、という感想が…。でも刹那的に生きる感じはすごく出てた。

ドラえもん、ホットロード、テルマエ・ロマエⅡ、は面白かったけど、見た後何日か思い出すほどでもなかった。ドラえもんはもう知ってる内容だしね。どうしてもつぎはぎ感が出てしまうし。

そしてあんまり面白くなかったのがトランセンデンス、ルパン三世。
ルパンはそれぞれ役者さんが「キャラに合わない」と言われるのを覚悟で頑張ったんだろうなあというのも伝わってくるし、似せようと努力しているのが垣間見えた。アクションも見応えあったし。でも違和感の方が勝ってしまったな。
トランセンデンスは最後まで退屈なままだった。テーマは壮大な地球愛なのにそれが伝わりきっていない。結局は二人の恋愛物語にこじつけようとしたのが無理だったのでは…感情移入どころいっさい無い。
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今年のドラマもほとんど終わりました。というか、全部終わったのかな?
最終回まで見た上で個人的に面白い順にならべると

★★★★★ Nのために>素敵な選TAXI>ごめんね青春!
★★★★  相棒 season13>ドクターX>ママとパパが生きる理由>きょうは会社休みます>マッサン
★★★   ファーストクラス 第2=信長協奏曲=地獄先生ぬ~べ~
★★    MOZU Season2>ボーダーライン
★     
見なくなった…玉川区役所 OF THE DEAD、ビンタ!~弁護士事務、黒服物語、さよなら私、株価暴落、SAKURA~事件を聞く女~
最初から見逃している…ディア・シスター、すべてがFになる

こんな感じでしょうか。

Nのためには原作を読んではいたもののうろ覚えで、なんとなく残っている印象よりはうまくまとめてあった気がするなあ。最終回は本当に奇麗でした。
つまり1話と最終回だけ素晴らしくて、途中でけっこう中だるみしてたような感じです。
小説1本をドラマ10話にするとどうしても引き延ばし感が出てしまいますね。これはどんなドラマでもそう。たぶん6〜7話がちょうどいいんです。
それでもこのNのためには、それぞれの人物が信じていた人から裏切られ、絶望し、それでも好きな人のために自分を犠牲にした。大切な人を守るために全員が嘘をついた。そのまとめ方が良かったです。
主人公と成瀬君は高校時代も含め、本当に初々しいカップルで、傷をなめ合うような弱さもあって、見ていて心が苦しくなりました。泣ける場面もわりとあったし、良いドラマでした。


素敵な選TAXIも1話完結で面白かった。最終回で主人公がなぜこのタクシーの運転手になったのかが明かされますが、これシリーズとして続きをやりそうな雰囲気だったなあ。
途中から一人脚本家が増えバカリズムさんと共同で執筆されていたようですが
二人で作ったものの方が断然出来がよかったように思います。
笑い、シリアス、暗さ、明るさ、泣かせ、回によってぜんぜん違うタイプの話と展開をもってきて飽きませんでした。


ごめんね青春もなんだかんだで楽しめたなあ。
アクの強いキャラクターたちと、何故か全員怒鳴り散らしてしゃべるという作風が時々うるさいなーと思った事もありましたが
これも1話と最終回の出来が良かったタイプです。
まあ、クドカンっていつもその傾向があるけどw
テーマとなるものを最初と最後には打ち出してくるんだけど、その途中でガチャガチャした日常内輪ネタみたいなのを連続でぶっこんできてテーマがかすんでしまうので
途中がほんとにだらっとするんですよね。キャラクターの面白さというか、掛け合いだけで押し切るところがあるので、好きな人は好きだろうけども。
突然、相手の気持ちがころっと変わってそれをすぐセリフで説明して終わりだったりするので(話はそのまま進んで行く)心理描写はうまくないなーといつも思ってしまいます。
でも最後でうまくまとまっていて、勢いはあって、学生のモテない男子の悲哀が結構笑えるドラマでした。


ドクターX、最終回の宇宙ラストシーンはギャグか!w
やっぱり岸辺さんと米倉さんの関係性がいいなあ。
裏切られたと言いながらやっぱりあきらさんの事が大好きなみちこ。
あきらさんはあきらさんで、みちこが本物の医者である事を信じて誇りに思っている。
でも決してそれを表に出さない。
お金をあんな所に隠している事などのあり得なさも含め、すべてがエンタメとしてきちんと作られていたと思います。
もうこれはありえない演出でいいんだよね。
あきらさんとみちこ、という二人のキャラクターが確立したので、相棒のようにシリーズになっていっても人気は持続しそう。
やっぱり主人公一人だけじゃドラマは面白くないんだよなあ。誰かバディ的な人がいる方がいい。


きょうは会社、はもう最終回含めラスト3話分あたり全部つまらなかった。
なんで主人公が自分から身を引くのか、その理由もあやふや〜なまま、いや他の方法あるでしょなに勝手に決めてるんだ!と何度言いたくなったか…
当て馬君が助け舟だしてくれたり、恋人のふりしてください的なお決まりのテンプレ展開といい
も〜ほんとにチープで見飽きたこのやり方。それでもこのドラマならではの味付けしてくれたらいいのに、テンプレの域を出ませんでした。
でも心の中でのツッコミや自虐ギャグが面白かったので、キャラとしては良かった。
最初の方はほんとに面白かったですし。
綾瀬はるかさんの心の声のしゃべり方がこじらせ女子をうまく表現していて、やっぱり役が合うと上手い役者さんだなあと思いました。
福士君も棒演技気味ではあったけど、年下の感じがうまく出ていてよかった。
役者はいいのに、脚本がなあ〜…


マッサンはようやくウイスキーの話や会社経営の展開になってきて面白いです。
ただエリーと近所のおばちゃんや姑パートになった時のつまらなさといったら…
でもマッサンの会社の話だけですすめても半年もたないだろうし。
先週と先々週はもう見るのやめようかと思うほどだったけど、持ち直した感じがします。
要はマッサンがしっかりしてくれたらいいんだよね。
職人の頑固さというのを表現するにしても、不器用さを際立たせすぎた。
で結局、頑固さをつらぬいて途中でウイスキーを売り出さず5年は寝かせる、という展開にはならず
わかりました社長の気持ちに応えるべく、自分のベストのウイスキーブレンドをやります。今出来る事をします!という展開だからね…
職人の頑固さを活かす展開じゃないですよねこれ。むしろ双方の間をとってベストを尽くそう、というちょっと成長した展開ですよね。
だったら「不器用でダメでイライラする職人きどりのマッサン」を何週間もやる必要あったのか?と思ってしまいます。
そのわりにウイスキー作りに着手してから出来るまでの時間経過が早い早い!作る行程とかすっとばしてるし。微妙に私が見たいところとずれている…
エリーと姑の話には、ごちそうさんの姑話の面白さは今のところないんです。今後、姑さんが死んだりする展開あるんだろうけど。
職人というものの描き方の違和感とか、これからの展開の伏線になっているのかなあ…?


ファーストクラスは残念の一言。最初はなりあがり節全開でよかったけど、気持ちの変化をおきざりにしてあらすじだけ進めて行くから途中からつまらなくなってしまい。
何が目的で、それぞれ何がしたくて、何をめざして仕事をしているのか
全体的にふわ〜〜〜〜っとしたままだった。
悪女のモノローグもやりすぎ感がすごくて浮いてるし、
シーズン1の時の「狙ってなかったけど面白くなったモノローグ」とは明らかに違って寒くなってしまったな、という感じがしました。
主人公の信念もあまり強くは見えてこなかった。あっちにフラフラ、こっちにフラフラで、毎回の話で目的というか「こうなれば勝ち」というゴールがコロコロ変わるので
1本筋が通った道が見えないまま終わってしまったなという印象です。
女の人の描き方や嫉妬心に関しても、シーズン1は女性脚本家だったけど今回は男性脚本家で新人さんらしいので、ピントがずれてるのは仕方ないのかなと思いつつも
このドラマのシーズン1で何が受けて何が共感され支持されたかを把握できなかったのかなという風に思いました。
でも、スタイルが良く美しく凛とした女性ばかりが出てきて、ほんっとに目の保養になりました。やっぱモデルあがりの人って姿勢が違うなあ。役者さんたちはそれぞれ役になりきっていて好感度があがりました。


信長協奏曲は最終回がいちばん共感できなかった。
何故、現代の価値観をもちこんでそのまま通用するのか…解せぬ。
あまりにも道徳の教科書的な展開で、え〜〜〜それは違うっしょ〜〜〜と思ってしまいます。
戦国の面白さがないじゃん!なんで武将たち、その価値観で感動してるの?え?
と、回が進むにつれおいてけぼり感が…。
原作はこんなんじゃないでしょ。主人公はもっとドライだし、いちいち感動系に訴えないし。
ん〜なんだか全体的にチープになってしまったな〜という感じです。
でもその感動のごり押し部分以外の、ギャグ演出のところは好きでした。現代からタイムスリップしてきた人とのいきなり現代トークとか、黄蝶とのツンデレやりとりとかね。
1話は展開も早くてテンポよくてすごく出来がいいと思ったのになあ…
回が進むにつれ違和感が買ってしまいました。
それにしても山田孝之さんはいい渋さのある、存在感のある役者になったなあ。
非常に遅くなりましたが「わたしのマーガレット展」レポートをアップします。

一言で言うととても充実した内容でした。
すごく昔からの代表的なマーガレット作品がそろい踏みしており、自分が子供の時に読んでいたものと、その頃の自分の思い出が重なったりして
なんだか懐かしいような、新鮮なような、不思議な気持ちになりました。

昨年だっけ?マーガレット50周年記念の原画展みたいなのを東京丸ビルでやっていて、それも行ったんですけど
そことかぶっている展示もありましたね。
原画の展示はいくつか同じものでしたし、たくさんの作家さんの直筆色紙も同じものが飾られていました。
50周年の時は作品をテーマにした料理やイラストをプリントしたテーブルセットがあったりしたんですが
今回は森美術館という事もあって、「展示」に重きをおいた美術的展開となっていました。
まあ全体的には紡木たく先生、ベルバラがかなりの比重を占めていて、どちらかというと古めの作品の展示が多かった気がします。

入ってすぐのスクリーンで映し出される「ラブシーンを集めた動画」はなんかもうキュンキュンしっぱなし…
いろんな作品の素敵シーンが次々と音楽にのって映し出されて、もう胸がいっぱいになってしまいました。知らない作品もあったけど、それもなんだか楽しめましたし。
私はいたキスやくらもちふさこ先生の作品もハマってたんですが、音楽にのると素敵だな〜このシーン好きだったな〜と再確認。

そして桃森先生作品はというと、ハツカレの原画の展示と、天井から大きな垂れ幕みたいなものに5作品くらいから素敵セリフが書かれて飾られていたブースで
ハツカレの「あなたばかりになってしまいたい」というセリフがチョイスされて展示されていました。
名前を出してこないあたり、見る人が自分におきかえる事ができるのでなかなかニクいチョイスです。

一つ不満を言うとすると私は悪ラブとか菜の花の彼からの展示も見たかったなあという事ですね。ハツカレしかなかったので。
でもそれぞれの作家さんから1作品展示、みたいな感じだったので仕方ないかな。
そしてカラー原画の展示もなくモノクロ原稿の展示だけだったということ。
でもたぶんこれは、他の作家さんのモノクロしかない方とかからも考えて
今回はデジタルで塗っているカラーは一つも展示されていなかったと言えるでしょう。
50周年の時はハツカレのカラーとかもあったんですが、今回は美術館での展開という事もありアナログに限定されたのだと思います。
そしてブースで売られているグッズ(とくにポストカード)も当然、展示されているアナログカラー原稿をポストカードにしたものしかなく、ハツカレのポストカードはなかったんですよね〜…
桃森先生のデビューコミック(ブラスラブ)の表紙はすでにデジタルだと思われますから、連載作品も当然そうですよね。でもグッズほしかったな。

で、買ったものが一つ、私のマーガレット展公式目録「LOVE and…」です。
これすごく読み応えがあった!

マーガレット、別冊マーガレットを代表する先生方のそれぞれの展示原稿とプロフィール。
時代の流れとともに変わって行く作品の流行の変化みたいなものも感じられるし、巻末の藤本由香里さんの解説コラムもとてもわかりやすかった。
こうして見ると、1作品だけではなくいくつもヒット作を出すという事がいかに凄い事かよく分かります。この冊子に載っている作家さんたちはほとんどの方が1作品で終わらず、2つ以上のヒット作を出されている方ばかりなんですよね。
ちなみに桃森先生のページ。見開きで4枚の原稿が収録されてます。トーンの一部とか劣化して黄色くなってたり、原稿のはしっこにペン先の試し書きみたいなクルクル線がいっぱいあったりして面白いです。
絵も今とぜんぜん違ってますね。こうして見ると時代に合わせて変化させているのが分かり、努力されているんだなあと思ったりしました。

そして冊子の巻頭に折り込みカラーで歴代マーガと別マの表紙がずらり…!

エースを狙えとか花より男子、メイちゃんの執事などの新連載時の表紙が載ってたり。
桃森先生の表紙もありましたよ!ここはハツカレじゃなくて悪ラブでした!

この時の表紙はたぶんコミック10巻くらいの時ですね。裸のマリアと羽がすごく奇麗で、色も鮮やかで今見ても好きだな〜懐かしいな〜。

行けなかった人はこの冊子を見るだけでも価値ありだと思います。
展示されてる原稿ものってるし。プロフィールとかも細かくてすごく分かりやすい。
前回の感想で、発売から間もないうちに画像あげてネタバレすんな!というご意見と
毎回やってくれというご意見、両方をメールでいただきました。
さすがにね、私も反省しましたよ…まだコミックになってない部分を、雑誌も発売後すぐにっていうのは
ちょっとダメだったかなと思いまして…(それでもすごく表面しかわからないように書いたつもりなんですよ。ストーリー全容や読まなきゃ伝わらない部分は伏せてるし。)
前回の記事のアクセスがものすごく多かったんですよね。もう、通常の10倍くらい。
で、今回の発売後のアクセス数はまたその倍みたいな感じで、あー続きが知りたい人が多いんだなと思ったり、怒られたり
なんだかんだネタバレ感想かくのもちょっと迷ったりしまして



2週間がまんしました!!!!!!!!!





もう、もうね、今回は感想を書かずにいられるわけなっ…

萌えずにいられるのこれ???

切なくならない鷹人ファンがいるわけないでしょこれ!!!!!!!!!!!!!!!

もう、今回は勝手に



神回決定です!!!!!!!(断言)


以下ネタバレ含む↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
全部はネタバレしませんが自己責任でお願いします


























鷹人がせつなすぎる!!!!!

なんかね、もう読んでるうちに涙でてきました…
鷹人がほんとに、ほんとに少しずつ成長してるのとか、その健気さとか
精一杯の気持ちをこめて変わろうとしてるのに、それが結局許されなかったとことか…
鷹人がもっと早く変わっていれば、誰よりも菜乃花を大事にしたと思う。
誰よりも幸せにもできたと思う。
だけど、鷹人がやれなかった事は全部、隼太がやっちゃってるんだよね…。
ここまでの話のもっていきかた、気持ちの流れの表現がほんっと上手い。
鉄骨先生の話の伏線の張り方と回収がすごく丁寧で感心してしまいます。
そしてそれを、その場の臨場感と表情の切なさたっぷりに描く桃森先生の圧倒的な画力!
今回なんてほんと全ページ見所満載でした。
なんか回が進むにつれ画力がすごくあがっていってる気がします。


今回はほんと読まなきゃ伝わらない感情の高ぶりがあると思うんですが
個人的に、話とは別にツボったのが鷹人の顔の腫れ進行w
最初はこの程度

だったのが、だんだん朦朧としてくるにつれ腫れあがっていって

(余談ですがこの↑「はは」って笑ってる鷹人がせつなすぎて大好き…
菜乃花に意図がぜんぜん伝わってないのも相まって、もう鷹人をぎゅってしたくなる(泣)
そんなこんなを経て、最後の迫力の見せ場ではけっこうボッコリ顔なんですよね。
先生たち、どSですwww
少年マンガでは見るけど少女漫画でこの容赦ない殴られ顔、まあそれさえもかっこ良く見えるから私も重症かもしれません。


今回は本当に鷹人ファンにとってみれば最高に神回だったんじゃないでしょうか。
そして、きっと菜の花の彼のストーリーの本筋というか、醍醐味ってここからじゃないかなって気がします。
つまり、ピュアピュアで善人だった隼太がどう変わっていくか、
自己中で勝手で不器用だった鷹人がどう変わっていくか(彼はもう変わり始めてるけど)。
二人の「彼」の変化が楽しみでなりません。
私は鷹人ファンだから感想も偏りがちだけど、そんな私でも隼太の純粋さに萌える場面は今まであるにはあった。
だけど隼太には何かが足りない。
そこの変化を期待してる私です。(隼太ファンの方ももちろんたくさんいるでしょうから、これはあくまで私の個人的見解です)
人物、心理描写がほんっとに上手い先生方なので、すごく共感して気持ちに入り込んで読めるのがいいですね。
12月に入り、それぞれドラマも終盤にさしかかってきました。
ここから3話くらいでもりあがり、どんな終わり方をするかですね。
今のところ個人的面白い順にならべると

★★★★★ Nのために=素敵な選TAXI
★★★★  相棒 season13>ファーストクラス 第2>ドクターX>ごめんね青春!>きょうは会社休みます。
★★★   信長協奏曲>地獄先生ぬ~べ~>マッサン>株価暴落
★★    MOZU Season2>ボーダーライン
★     
見なくなった…玉川区役所 OF THE DEAD、ビンタ!~弁護士事務、黒服物語、さよなら私、SAKURA~事件を聞く女~
最初から見逃している…ディア・シスター、すべてがFになる

こんな感じかなあ。


Nのためにはちょっと失速。周囲の人物の虐待とかいろいろ、不幸がてんこもりすぎてリアリティに欠けてきました。
というか湊かなえ作品は全部、やりすぎ設定なところが味でもあるのでそれはいいんですけど
そこに共感できるような気持ちの流れを作るのが一番の味でありうまいはず。
設定がぶっとんでいようと関係ない。気持ちを同調させるのは設定ではなくあくまで人物なんです。
でもそれをちょっとおざなりにしてる感じが先先週しました。突拍子の無さが先にたってしまったというか。
けど島に帰る先週の話はよかったな。久しぶりに会う仲間達、その中で二人、思い出の場所に行く…。罪の共犯の思い出。
会話のしかたが学生の頃に少し戻ったり、でも今の時間を確実にすごしている雰囲気もあって、とてもよかったです。


素敵な選TAXIも毎回ちがったテイストで見せて面白い。
前の登場人物がまた出てきたり。
漫画家の回はテンポよく次々といろんな事がおこっていく、息もつかせぬ展開。
ヤンキーの回はちょっと先がよめるものの、ラストの「ヤンキーなの知ってた」というオチに爆笑。あの部屋じゃそら分かりますわ!
そして今週のおじいちゃんとおばあちゃんと孫娘。幽霊としてタクシーに乗るなんてこれまた意外性が。
毎回、それぞれ違った雰囲気で、きちんとオチをつけて、1話でうまくまとめてる。
正直さいしょの方よりどんどん面白くなってる気がしますし
設定に慣れて遊びが入ってきたのかな。話の進め方に余裕を感じます。
バカリズムさんはマジで脚本家専門になるんじゃないかな〜しかも売れっ子の。
同じ系統だとクドカンかなと思いますが、(笑いという意味ではアオイホノオや勇者ヨシヒコの監督も笑いの才能があるけど)
クドカンとバカリズムさんに若干共通するのは、そこに「泣かせ」があるという事ですね。
笑いに終わらず少しほっこりさせる、もしくは感動させる。
今のところその度合いはまだまだ小さいけど、もっと大きい「泣かせ」を今後の作品で作れるんじゃないかと思わせる。


ファーストクラス 第2、ドクターXは1話の情報量が多く見応えがあります。やりすぎな悪役も笑えるし。
その点やはり信長協奏曲は間延びしてる…
ちょいちょい入ってくる小ネタは面白いし笑えるけど、なんか違和感も否めない。
JINはタイムスリップをすごく上手く使ったドラマだったんだなあ。シリアスだけど、感動や新しい価値観もあって面白かった。
今の医者が江戸時代の患者に対して尊敬の念をいだく流れは名作でした。


マッサンは朝ドラ史上、過去最高にイライラする男だw
エリーもなんであんなにマッサンの夢を応援してるのかわからなくなってきたよ…
最初の頃の、日本人離れした「一目をはばからず妻大好きイチャイチャ男」の感覚が今のマッサンになくて
初週のマッサンと違う人みたいです。
でもまあ浮気してるとかじゃないから、子供っぽいわね〜とか言ってあたたかく見守ってあげればいいのかもしれん。
私には無理ですが…
でもエリーが日本の家に興味を持つ流れは面白いですね。これがマッサンのウイスキー作りの土地選びに関わってくる展開なんだろうな。
気候とうまくつきあい、気候を利用する日本のくらし。
それがウイスキーの土地にどう結びついて行くのか楽しみです。


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