管理人の日記、毎日のことやニュース、映画にドラマ、なんでもつらつら不定期更新。でもほとんどドラマの感想。
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川崎市長が瓦礫処理の受け入れを表明しました。
そして、川崎市民が猛反対。 放射性物質を含んだ瓦礫を燃やすことは、飛散につながるのではないか。 武田先生のブログから広まったことではありますが 小さな子供や乳幼児をもったお母さんがたが心配になるのは当然です。 このニュースでは川崎市民をはじめ反対の声をあげた埼玉や千葉の県民が非常に叩かれましたが 時系列で考えると、叩くのは筋違いなのです。 最初に川崎市長が発表した時は、 「福島県の津波による瓦礫を焼却する」 と表記されていました。 福島の津波の瓦礫とはすなわち沿岸部の瓦礫。当然、現在は警戒区域になっている所のものです。 何の説明もなくこれらを受け入れ焼却する、と発表されれば市民が不安になるのは当然です。 その後、街から声があがり問い合わせや苦情が殺到しました。そういった経緯があってやっと、「放射性物質を含んだものは移動させない」「持ち込むのは地震で倒壊などした瓦礫だ」という風に県が発表を変えたのです。 それらの経緯をまったく説明せず、あたかも川崎、千葉、埼玉が「放射性物質を移動させるわけないのにただの瓦礫さえも受け入れず風評被害を流して、まるで自分のことしか考えていない」かのような攻撃的な報道がなされ、 むしろ「受け入れないのは悪だ」という空気ができあがってしまいました。 これは受け入れる側の県民が声をあげた事が悪いのではありません。 説明をきちんとしなかった政府と県が悪いのです。はっきりしています。 事実、いろんな事が問題視された当日はすぐに県から「まだ決まったわけではない」とか「焼却は撤回する」という言い訳のような発表がなされました。 しかし、政府が「放射性物質を含んだ瓦礫は移動しない」というと、世間は一斉に反対の声をあげた県民を叩き 川崎市長はそれにのっかるように「心外だ」などと県民を責めるかのようなコメントを出した。 時系列で考えると、本当に川崎の人が気の毒です。 結局、その後政府から「瓦礫は全国の各自治体に分散させて焼却する」という発表がありました。 本当にあれだけ大量の瓦礫をいちいち計って仕分けることが可能なのかどうかはさておいて、 川崎市民を始めとした一部の心配した人たちが声をあげたことは、とても意味があったのではないでしょうか。 これがなければ、また隠蔽政府が黙って運んでいつのまにか焼却、発表は無し。みたいな事になっていたかもしれません。 震災からこれまで、政府や東電の発表は後手後手にまわり、「実は○日の数値はこんなでした」「実は3月の爆発した時に飛散していて、その時の各地の状況はこんなでした」みたいなグラフが今でてきている。 もう後の祭りです。 ただ、だんだん慣らされている私たちは、今聴いても「ああそう、またか」としか思わなくなっている高い数値を 先月の時点で聞いていたらパニックになっていたかもしれません。いえ、きっとなっていたでしょう。 関東の人たちは一斉に脱出をはかっていたかもしれません。3月20日までにそのころの本当の事を知らされていれば。 でも知らなかった。 そしてこの1ヶ月、だんだん小出しにされる数値になれていって どんどん規制の基準値もあがっていって 今は心の中でなんとなく不安に思っていても、口に出さず普通に生活している。 この状態は政府がつくったもの。 情報統制はとれていた、と言わざるをえません。 国民の健康を犠牲にしてでも、国としてパニックをおこさない、それが政府の一番の目的であり、それはきちんと達成できているのですから やっぱり頭のいい人はすごいのです。 すごく、腹がたつけど。 原乳は他の産地のものと混ぜることで数値をさげて出荷した。 野菜も基準値をあげて、結局は滋賀県など西日本の給食用としても出荷された。 東京の街や駅では野菜をたくさん売っていて、復興支援としてみんなが買っている。 警戒区域の肉食用の牛は北海道に移動する。 何も復興の具体的計画をたてないうちから消費税をあげる。 所得税や固定資産税などもきっとあがる。 日本全国で痛みを分け合いながら生きていく。 でも、もっと違うやり方もあったんじゃないのかという気持ちが拭えない。 地震があった日とその次の日の、廃炉決定に関するごたごたから間違っていた気がしてなりません。あの時もっと早く決断できていたら…! それを出来る人が総理だったなら…! 今日、福島ナンバーの車の方と少しお話する機会がありました。 「東京に避難してきたけど、受け入れられるか怖い」とおっしゃっていました。 被災地の方々に対する偏見は決してあってはならない。 ましてや子供が差別を受けるなんて、絶対に絶対に許されないことです。 むしろ周りの子供達の方から話しかけたり、輪に入りやすいような空気を作る状況のはずなのに。 けれど、そうできていない。 それもこれも全部、放射能のせい。 それは原発の危機管理をおこたった東電のせい。 それは東電となあなあの関係になってしまった自民党や民主党のせい。 それは、何も本気で考えようとしなかった国民としての自分のせい。 せめて子供達だけでも守りたい。 大人はみんな被災地の野菜や肉や牛乳や魚を率先して食べた方がいいと思ってる。 もう本当に復興、応援の気持ちで一つでも多く買って大人や老人は食べる。私も食べる。 でも、子供達には食べさせたくない。どの地域の子供達にも。 それが正直な気持ちです。 PR |
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