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管理人の日記、毎日のことやニュース、映画にドラマ、なんでもつらつら不定期更新。でもほとんどドラマの感想。
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最近のあまちゃんが楽しめない。
それはきっと、アキというキャラクターの心情が理解できないからだと思う。
というか行動原理がわからないのだ。

気持ちの変化が突飛すぎてついて行けないというか、おきざりにされる。
先週の月曜日、震災の描写があった
その日は素晴らしい出来だと思った。
ジオラマを使った表現もこの日のためだったのかと思わされたし
電車の中の大吉さんの行動もリアルだった。(さんりくという漫画とセリフなど全く同じではあるけども。というかこのレベルでオマージュなのか?これはちょっとな…というレベルで同じだったんでちょっともやもやするところはあるけども。)
東京で何もできない、何もわからない、騒いでいるわりに実態は遠い感じや
テレビで見るだけで何も真実は伝わってこない感じ。
それらをうまく表現してるなあと思った。
周囲の人たちの行動や、偽善と言われても何かする人と変に罪悪感を感じて何もしない人の描写
いろいろうまいなと思うところは多い、


でも肝心のアキという主人公に魅力を感じないのだ。

私が一番面白いと思ってみていたのはGMT編の時である。
地下でがんばるアイドルという仕事にも興味があったし、北三陸よりもテンポが良くて
怒濤のように変化していく様がうまかった。
でもGMTをやめて3Jプロダクションを作ったあたりからどうにもアキが好きになれず…。
すずかひろみと春子の因縁の決着や、ごめんなさいと誤るシーンはじんわりきたけど
それも周囲の人の描写なんだよね。
そう、あまちゃんって、
あまちゃん以外の人のことはとてもうまく描けてると思う。
肝心の主人公が一番適当でおざなりというのはどういう事なのだろう
それも含めてそういうキャラなんだろうか…。
それにしては気持ちがぜんぜん伝わってこない。それはいいのだろうか。

群像劇という見方をすれば、これだけたくさんの人がそれぞれ生きている感じがして
人間くさくて、それぞれに生活がある描写はとてもうまい。
それぞれが勝手に生きていて、強くて、わがままで、愛嬌があって。
でも主人公と共に見て行くドラマとして見ると、とたんに色あせる気がする。
あまちゃんという主人公そのものが偶像的に描かれているのかもしれない。
どこか実態を伴わないのだ。

と深く勘ぐってみるものの
クドカンの脚本って昔からキャラが急に突拍子もない行動したり
いきなり性格が変わったりしたよなそういえば…と思ったりもして、
ま、きっと素なんだろう(笑
という事におちついた。

全体を通して見ると、私はやっぱりカーネーションの方がドラマとして良く出来ていると思う。
主人公の成長がきちんと描けていたからだ。
ゲゲゲは成長を見守る役割の主人公だったので、私としては物足らず
梅ちゃん、てっぱん、おひさまは、いい人ばかりがほのぼのとするドラマとして面白かったがハマるほどではなかった。
純と愛は嫌いだったし、最終回はすべてモノローグで説明して終わりという最悪なものだったが
向田邦子的な家族のののしり合い人間の醜さの表現ドラマとして考えると、
単に今の時代の価値観に合わなかっただけかもとも思う。
そういえば遊川さんって向田邦子賞をとってたな。
あのドロドロはクドカンには最も遠いものかもしれないw
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