忍者ブログ
管理人の日記、毎日のことやニュース、映画にドラマ、なんでもつらつら不定期更新。でもほとんどドラマの感想。
[161] [160] [159] [158] [157] [156] [155] [154] [153] [152] [151]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

すべてのドラマがおわりました。
結果的に面白い順にならべると

★★★★★信長のシェフ=とんび>最高の離婚
★★★★ おトメさん>夜行観覧車>泣くな、はらちゃん
★★★  いつか陽のあたる場所で>ビブリア古書堂の事件手帖>dinner
★★   カラマーゾフの兄弟>LAST HOPE>八重の桜
★    書店員ミチルの身の上話>サキ>シェアハウスの恋人>純と愛

といった感じになりました。前回からあまり変動はないです。

信長はいい感じのエンターテイメントになりました。

とんびは最終回でうまくまとまっていて、何よりヤスの「親であろうとする理由」
「子供がけつまいて逃げて来れる場所を作っておく」という考え方がすっごく良かった。
これはなかなか出来ることではありません。
すべての子供はみんな親にはヤスのようでいてほしいと思うでしょうし
親はこれを目指さなくちゃいけない気がするなあ。

最高の離婚はラストまで会話劇の芸達者なコメディで良かったです。
いろいろと楽しい会話や考えさせられる言葉もあったりしたけど
全体的にはどうってことない話だった気がする。
キャラがたっていたので、そこで引っ張られた感じでした。

おトメさん、夜行、はらちゃんは最終回のまとめ方がうまかった。
おトメはラストでとても気持ちのいい盛り上がりがあったし
夜行はテーマを打ち出して、それぞれ前に進んでいく感じで終わってよかった。
得る物はみんなにあったというか。(お父さんはかわいそうだけど)

はらちゃんはいろいろとチャレンジしていたし、ピュアで良かったですが
テンポが悪くてちょっと退屈だったなあ。
話は進んでいるんだけど、会話やかけあいが遅すぎて。
でも直球だけでなくひねりもきいていて面白かった。

サキはなんじゃそりゃっていう最終回。
あまりにも殺意の動機がいい加減っていうか。逆恨みもいいところ。
それぞれのエピソードに説得力がなかったなと思います。
ラストの種明かしに向けて引っ張る話だっただけに、がっかり感は半端ない。

純と愛の最終回はまれに見る駄作。
メッセージを全部キャラにセリフ(しかもモノローグ)で言わせてしまって
無理矢理まとめるという。
しかもその考えにいたるまでの経緯がむちゃくちゃで説得力が無いし
モノローグの言葉にしたって、まるで昔の道徳の教科書に書いてあるかのようなありきたり感。
ここでオリジナルな、心を揺さぶるような事が言えなくてどうする、
だったらモノローグで閉めるなんて駄目でしょう。
主人公は何もなしえていないし、成長したのかどうなのかも心の持ちようの変化だけで
非常にふわーっとしている。
しかもその到達した姿が、やっと一般の普通のレベルに至っただけという。
ラストに愛が目覚めたか目覚めないかはもはやどうでもいい。

このドラマ、演出家、脚本家、俳優、監督、いろんな人がなんとかしようとして
なんとかする方向がそれぞれにバラバラだった気がするなあ。
その結果の負の連鎖といいますか。
変にコメディを入れたり、悪いキャラに徹する事が出来なかったり、心の変化が突然だったり
主人公の夏菜さんもあまり演技力があるとは思えない。
だから最初に想定していた
周りに何を言われても信じた道を進む凛としたキャラ
っていうものにならなかったんだろうなと思う。
ラストの閉め方まで、エンタメではないドラマの見本になってしまった気がする。
こういうのもありますよ、という好事家向けの小劇場や映画ならいいかもね。
PR


忍者ブログ [PR]
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
ブログ内検索
バーコード