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2009-08-15 18:56

ほたるの墓

 何回も、毎年、やってる映画。
昨日はもう泣かないだろうと思ってました。


やっぱり泣いてしまった…

でも昔と泣くポイントは変わってきてるんですが。

ほたるの墓って本当によく出来てる戦争映画だと思うんですよ。直接的に兵士の戦いを見せるわけでもない、犠牲者がたくさんでる原爆や爆弾投下を中心に描くわけでもない、アメリカを批判する内容でもない、かといって日本の戦争に突き進んだ帝国主義を批判するわけでもない。

誰も批判してない、焦点はあくまで清太と節子という二人の兄妹のみに当てられている。

この二人が、本当に幸せだった恵まれた二人が、でも普通の兄妹だった二人が
戦争という状況でどういうふうに変わっていくか、どういう風に心が病んでいくか、でも心の奥のピュアな部分をなくさないままでいられた二人の、あくまで二人だけの戦争物語。

こんな二人をほっといてしまう戦争という状況
力になれない事が当たり前になってる大人たち
戦争中でさえ子供の間でも差別があるということ
清太のかたくななお父さんへの誇り
それが一気になくなってしまうもろさ
意地を張り通して生きた結果の死
節子に対して早い手当が出来なかった清太の幼さ
そんな清太の最期

なにもかも戦争が生み出した状況であり
何かを直接的に批判するような映画よりも、身近で一番悲しい部分のみにスポットを当てたことにより
ああ、戦争はやっぱりだめだ
って本当に思わされるんですよね。

これが少しでも思想的な部分や外国批判が入った映画だったら、こんなに長い間、時代を問わず放送できる内容にはなってないと思うんです。

良くできた映画だ。
この映画が公開された時はとなりのトトロと同時上映だったはずですが、ずいぶん軽いのと重いのを一緒に上映したんだなあ
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