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管理人の日記、毎日のことやニュース、映画にドラマ、なんでもつらつら不定期更新。でもほとんどドラマの感想。
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前の記事で「菜の花の彼、最終章突入」という煽りがあった時に
だいたいこういう言い方の集英社少女誌の場合、あとコミック1冊分で終わるという予想をしましたが当たりました…。
まあ当たったというか、統計的にそうかなと思っただけなんですけど。
ついに、次で最終巻。
全14巻という事になります。
菜の花の彼は1巻につき6話入っているのが通常ですが、最終巻だけ話数が多くなったりページが増えたり、またその逆で薄くなったりする場合もあるので
あと何回かはわかりませんね。
桃森先生のハツカレは最後の10巻だけものすごく厚かったんです。
悪ラブは通常通りでした。
他の先生のコミックを見ても、最終巻だけ厚めというものもあれば薄めのものもあって、菜の花がどういう形態になるかはわかりませんが
多く見積もってもあと6〜7回、ということになりますね。
すごく寂しいです…。
と、同時に、今から早合点ですけど、このコンビのもっと他のタイプの漫画も読んでみたいという欲が早くも湧いてきています。
確かな画力と美しい絵、表情、そして結構ダイナミックなストーリー展開と、多彩なキャラを作れるコンビですから
普通の学園ラブストーリーの枠を超えてもいいんじゃないかなと期待してみたり。
例えばファンタジーとか、歴史物とか、スポーツ。もっと他のジャンルでも。異世界や魔法がでてきても画力的に描ききれるだろうし。



それはそうと、菜の花の彼です。
今回の13巻の表紙はカレンダーのカットでしたが、やっぱり全員かわいいなああ。
メガネが似合ってて、こういうポップな感じの方が好きな人も多そう。

裏表紙の菜乃花のカットもすっっごく綺麗!

13巻は通して鷹人と菜乃花の育まれた恋でしたが、やっぱり菜乃花の告白のシーンは素敵でした。
雨がやまずに、暖かい雨となって涙を洗い流してくれた。
その洗われた目にうつったのは、美しく輝く花畑。
結局、花畑を一緒に見たのは鷹人になったわけですけど、約束をした隼太とはどうなるんだろう。
これだけ大事なキーとして描いてきたんだから、活かさないまま終る作家ではないし、見ないまま終るとは考えにくいけど…。
でも颯爽と現れた最後の隼太はやはりかっこよく。

この後の78話では、アメリカでもヒーローのごとく活躍した隼太のエピソードや、
再会した菜乃花が以前の鷹人に対してかなりの塩であったように
今、心の中にいない隼太に大しての塩対応。
この、残酷なまでのえこひいきが彼女の美徳であり、魅力であり、他の者には手が届かない宝物のように見える理由の一つでもあるんですよなあ。

「徹底的な一途」

を具現化したのが菜乃花というキャラであり
それは美しくもあるけど、ものすごく冷たいことでもある。
それを隼太が身を以て感じる事になるとは…。
これ、もし記憶が戻ったら菜乃花はものすごく辛いと思います。
二人を同じように愛する事ができるわけないからね。

けどそれ以上に印象に残ったのがこのシーン



これ、13巻の烏丸の
穴があいた部分を埋めるかのように腫瘍が成長してる、素敵だと思わない?
っていう心の弱さが現れたシーンとかぶります。
かぶるというか、烏丸と逆なんですね。
烏丸は失ったものをなんとか埋めるものがほしい、愛情がほしい。
でも菜乃花は埋まってしまった愛情を押し出すほどの過去の愛情が入り込む事が怖い。破裂しそうで。
亡いものを追い求める孤独と、溢れすぎる苦しみは、どちらにしろ同じ辛さがあるのかもしれない。
烏丸は鷹人の恋の具現化でもあるけど、菜乃花の具現化でもあるように感じます。シンクロしてないのは健全な隼太だけかな?今のところ。


でもここまできて、あと少ししか回がないとしても
私は最終的にはやはり隼太と結ばれて終るフラグがたっているように思えます。
鷹人がいかにして成長をとげるか
菜乃花の気持ちになって考える事ができるようになっている鷹人にとっては、あと一歩のところまできてる気がしますし
隼太はいかにして積極的になれるか
鷹人のようにとまではいかなくても、どこまでエゴを見せる事ができるか。
ただ、そっちの方面じゃなくて、隼太らしさ(思いやりや優しさ、相手を優先するなど)をつらぬく方向でもこれは正解な気がするんですよね。
その場合、菜乃花からまた追いかけなきゃいけなくなるけど。
具体的に最終回がどうなるかはぜんぜん予想できません。
なにしろ78話にしたって、声のトリックは完全にだまされたし、ラストでびっくりしましたから。
いつも予想通りの展開にはしてこない作家さんですw
これで烏丸の出番もまだありそうだなと思いました。
78話の隼太も本音で語っているとは思えませんでしたしね。諦めたようには私には見えなかった。
「俺のことをそれほどまでには好きになれなかったんだって」というセリフは
菜乃花の心を軽くするための思いやりのセリフにしては棘がある。
ここに、隼太の本音が少し絡まってしまったんだと見ています。いわゆる、菜乃花への非難の気持ちですね。なんで忘れてしまったんだよ!っていう。いらだちというか。

ここのところ毎回すごくクライマックスのように盛り上がっていて、新展開もぶちこまれてくるもんだから目が離せません。
1話1話の密度が濃い。
だからこそ、最後に向けてもう盛り上がっていくんだなあという感じがひしひしとして、寂しさ半分にもなっている今日この頃です。
終ったら菜の花ロスになりそう…。
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