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管理人の日記、毎日のことやニュース、映画にドラマ、なんでもつらつら不定期更新。でもほとんどドラマの感想。
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菜の花の彼、つらつらと感想。
以下ネタバレ含みます↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
































今回じゃないけど妙にこの扉がすきなんです。

烏丸と猫、なぜか似合う。



そしてもう今号の菜乃花さんのかわいらしさといったらね!!
すっごい楽しみにしてたんだろうなっていうのが伝わってくるくらい、内心浮かれてて隼太を待ってたのがほんとかわいい。
おめかしして、あれしてこれしてって考えて、「ちょっとね」なんて秘密にもしてみて、そのときの笑顔といったらね〜!!!こんな菜乃花はじめてなんじゃないの?
なのに隼太ときたらスルーですよ…心配なのはわかるけどこんな顔を向けられるのは隼太だけなのにちょっとせつないぜ。
でもその後の拗ねた菜乃花とのやりとりがすんごくかわいくて、萌えたから許す。

こんな顔するようになったんだよ、ほんと変わったよね。かわいくなった。
あるいはもともとこういう子だったけど、遠慮して出せなかったのを隼太だけが引き出せたのかな。

今回はいよいよ烏丸の姿にせまる入り口にきた感じ。
健介先輩はいざという時に頼りになりますね。隼太といる時の健介ってどことなく先輩風をふかせていて「面倒みてやるよ」感がでるんですよね。そこがかわいいw

そしておちゃらける事を忘れない健介w

このあと「モテ仲間?」ってひがんでる時のギャグ顔がwww

けど隼太と鷹人を天秤にかけたら健介にとっては鷹人が勝つんだろうな。存在の重みというか。それは自分がしてきた事の罪悪感も重なってかもしれないけど。
今回のやりとりと、文化祭に行かない結論を出した健介を見てそう思いました。

今まで気になっていても口に出せなかった事をとうとう聞いてしまった隼太。
この「なんで鷹人じゃだめなの?」ってたぶん読者も思っていたことじゃないかな。あんなに守ってきたのにって。隼太も気にするくらいにさ。
そして烏丸って、今までほんとに夢の中にいるみたいな現実感を伴わないキャラとして描かれてたんだなって思いました。
今回で彼が何年生でとか現実的な情報が出てきて、そういえばそんな基本的な事も知らなかったなと。
その夢の中みたいな世界に、鷹人がだんだんひきずりこまれていってる感じがします。
今の鷹人はなんだか烏丸の世界の、夢の中の人みたい。現実感がない。
隼太は逆にいつも現実をしっかり見ている。
菜乃花が次回でどう答えるかで、彼女が隼太がわなのか鷹人がわなのか、どちらの世界にいるのか分かる気がします。
隼太がわにいるとしたら、鷹人を救えるのは菜乃花と隼太ってことになるし
鷹人がわにいるとしたら、菜乃花により近い場所にいるのは実は隼太より鷹人ってことになる。



ところでおたよりコーナーの先生に質問みたいなところが、今回は桃森先生だったんです。
やっぱすごく早くから漫画を描かれていたんですね!好きな人は小学生くらいから描くものなんですね〜。
そして先生の好きな漫画を見る限り、やっぱり恋愛だけの学園ものよりもっとやりたい漫画があるのかもしれないと思いました。
たとえばけっこう長いスパンで読ませる世界観でファンタジー要素もあったり、けっこうエグい(エログロ殺人の意味ではなく、感情がエグいという意味)事も入ってきたりするやつ。恋愛の話としても、ただ普通の学園の二人というよりは
特殊な設定の二人とか、ただの学生ではなかったりとか。
先生のデビューコミック作って音楽の部活ものだったこともあり、成長要素がある専門分野がやりたいのかなと思っていました。けどハツカレでピュアなラブコメがヒットして以来、雑誌の系統としても基本的な学園ものからはずれたものが描けないのかもなあ。
悪ラブも、本当はもっとダークで深い部分まで切り込んでいきたかったのかもしれないと思います。今読むと評判の良かった合唱コンクール編もテンポが速くて、もっとえぐるような心理描写をゆっくりぐさぐさ描きたかったのかもしれない。
セリフやモノローグは今でも心に残ってるくらい、深くて鋭いものが本当に多いんです。
でもその真理にいたるまでの過程が「菜の花」よりずっとずっと駆け足。
黒須という後輩キャラが出てきてからは会話の掛け合いやギャグを重視したラブコメとして面白くなっていました。でも心臓をえぐる感じはなくなった。

求められるものと描きたいもののバランスや商業的な事(アンケートとか)いろいろと兼ね合いがあるのかもしれません。
鉄骨先生と組まれた「菜の花の彼」は、やってる事やストーリーじたいは悪ラブよりずっと基本的な少女漫画なのに、その雰囲気や重さは格段に違います。でも人気作品になった。
重い漫画は売れないと言われている昨今で売れ筋になった。
これはかなり先生達にとってのステップになったのではないのかな。
ハツカレや悪ラブは主人公がほんとにいい子で、友達に対してはもちろん、好意にこたえられない男友達の気持ちも汲んで思いやるような、すごく優しい子でした。
周囲のキャラもそんな感じでした。道徳的に優れているというか。
でも菜の花の彼のキャラはみんないい子ではあるけど、どこかエゴも感じる。それが人間味を感じさせて読者を夢中にさせるんじゃないかなあ。
リアルなんです、感情が。動きが。綺麗なだけで出来ていない。明るいだけじゃない。
それが奇麗ごとを良しとする昨今で人気になったというのもちょっと注目するところです。

だからこそたぶん次の連載は程度の差はあれど、もっとエグいような、心臓をえぐるようなものが許されるのではないんだろうか。(もし次の連載もお二人で組まれるとしたらですが)
(さらに追記。上でも記しましたがエグいっていうのは、エログロ殺人の意味ではなく、感情面がエグいという意味です。感じ方や切り込み方がもっと深いというか。そこが鉄骨先生の真骨頂の気がするんですね)
ジャンルを超えたものや、もしかしたら学園ものじゃないかもとか、ファンタジーかもとか。ミステリーやサスペンスも出来そうだし、いろいろ想像してしまいます。男が主人公もありえるし。
恋愛ものというのは基本的にあるとは思うんですけど、もっと抉ってきそうというか、命をかけそうというか。
今回のインタビューで鉄骨先生の答えがなかったので、鉄骨先生がどういうものを好きでやりたいのかをぜひ知りたいです。
ただでさえ作品語りや自分語りをまったくしないお二方ですからね〜…
読みきり集に入っているコメディも好きだったんですが、やはりせっかく出来る人なのだから軽いノリでさらっと読ませるものより、長期で構成された深いものがいいなあと個人的には希望を書いてみたり。
とまあちょっと思っただけですけど勝手なこと書いちゃったかも。すみません(汗
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