管理人の日記、毎日のことやニュース、映画にドラマ、なんでもつらつら不定期更新。でもほとんどドラマの感想。
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ここ3話分くらいをまとめての感想になります。だから長いよ。
以下ネタバレ、何も知らないまま読んだ方がぜったい面白いので、嫌な人は本当に見ないで下さい!!!!!!!!! とうとうここまできた! 菜乃花と鷹人がお互いに過去を払拭できる瞬間が…! そして、今のお互いを見つめ合う瞬間が……!!!! これを、二人の恋の終わりととるか始まりととるかでこの先の見方は180度違ってきますが 私にはどうも始まりのように見えました。 もう、このシーン何回読み直したかわかりません。 渡されたハンカチのシーン、 小物を絡めた心理描写の作り方 鷹人の涙は、欲しかった菜乃花の言葉で溢れ出た浄化の涙でもあるし、嬉し涙でもあるし、自分の愚かさへの戒めでもあるし、なにより 今、目の前にいる菜乃花がもっと好きになった、改めて恋をしなおした涙でもあるわけです。 それよりもずっと目の前の菜乃花は 俺が思ってたのと違う 違って、もっと ずっと 俺が恋した菜乃花だ 鷹人〜〜〜〜〜〜!!!!!!。・゜・(/Д`)・゜・。 もう、こんなに純粋で、こんなに不器用で、こんなに一途なキャラみたことない。 ああああ… ハンカチぽすっの直前までのスローモーションのような緊張感がいいですね。 ここ数回はほんとに菜乃花も鷹人もいろんな表情を見せてくれました。 結婚したら結構尻にしきそうなしっかり者の菜乃花の顔や、幼い子みたいに拗ねた顔 鷹人のいっちゃってる顔→思ったのと違う反応に戸惑いどきどきする顔→迷い→覚醒、発覚、自覚 この表情の変化がほんとにお見事。桃森先生の画力たるや…。 61話の途中で「とりもどすんだ」と思っているところも、それ以前の取り戻したがってる顔とは違って生気が戻ってるんですよね。目に迷いがあるのがわかる。 変化といえば隼太もすごくて、ここにきて身体エリートが生かされてきた! 制服を準備して、菜乃花が1巻でしてくれたように自分も、と思っていたであろうに 烏丸の方が上手だった。 でもまたさらにそこから這い上がって、今の俺がいかなきゃっていう思いで走り始める隼太がほんとにかっこよくて。 正直、私は58話までを読んでて、多分制服に着替えた隼太が菜乃花の目の前に現れて、1巻の逆パターンをやるんだろうと思っていました。 でも、そんな安易な展開ではなかった!!! さすが、と思いました。想像したよりずっと良くて、さらにみんなの成長がみられた。 今を見つめ、今の自分がなんとかするんだっていう想いは この時、鷹人と隼太がリンクしてるわけです。二人とも「今」をみつめている。 ぜんぜん違う場所で、ぜんぜん違う立場で。 さらにいうと、菜乃花も「今」をみつめているからこそ鷹人にあの言葉を言えたわけだしね。 3人の想いが交差して同じところに向かってあがっていく様はとてもよかった。 ここまで読んで、58話がとても重要だったんだと気がつきました。 ただ文化祭で可愛い素の顔を見せて、2人のいちゃいちゃが可愛らしいだけの回ではなかった。 菜乃花がこう言ってます 隼太くんが笑ってくれた分だけ 私は私のことむやみに責めなくなった 私は私のこと信じてあげられる まあこの回は、隼太は烏丸の毒牙におちなかった、という回でもあったわけですけど それよりあそこで菜乃花は、強くなり過去の自分も今の自分も受け入れてることが布石として表現されており だからこそ鷹人に対しても緊張や引け目がなく接する事ができ、 今回のセリフが言えた。 隼太と会って変わった今の菜乃花が鷹人の目を覚まさせ救うことができたんです。 そんな菜乃花に鷹人はまた恋をしてしまった。 皮肉です。 鷹人がいくら近い距離にいて、物理的に菜乃花を守ってきても 近くにはいないのに菜乃花の心を守っている隼太にはかなわなかった。 これまでは。 たぶんこれまでの流れや伏線の張り方からして、隼太は本当にアメリカにいくんだと思います。 もう12月の初めにはいなくなってるはずだし。 彼がいない間に鷹人と菜乃花がどう変わるか、というのがここからのストーリーの軸じゃないのかな。 これからの鷹人は物理的にではなく心も守れると思うからです。 そして菜乃花も、そんな今の鷹人をみる事ができるし、今までは躊躇していたような優しさを与えることができる。 本当に遠く離れた隼太は心しか守ることができない、さてどうなるか。 烏丸のなげかけた「好きってどんな気持ち?」はまだ3人に試され続けるはず。 それにしても菜の花の彼、第二部は通しで見ると非情に少年マンガ的な構成になってるなと思います。 ヒーロー(主役)=隼太 姫=菜乃花 ライバル=鷹人 悪=烏丸 突然の状況変化やライバルのせいで窮地にたたされていく姫 ↓ ヒーローとライバルがそれぞれの立場から守ろうとする ↓ しかし姫の心に隙がなく病み始めるライバル、そこにつけこむ悪の洗脳により手に落ちてしまう ↓ 姫の力でライバルの洗脳をとく ↓ ヒーローとライバルが同じ敵にむかっていく←イマココ ね、完全に少年漫画テイストなんですよ。無いのは天下一舞踏会ですが。 けど基本にあるのが恋愛という大きな軸で、それぞれの変化の心理描写をしっかり丁寧に追っているから少女漫画たるわけで 鉄骨先生はもしかしたら少年マンガの方が根底にある方なのかもしれないなあ。 リアルな恋愛物語として共感できるのは1部ですが、物語として面白いのは断然2部だと思います。1部と2部でまったく別の作り方をしている。 だからこそ菜の花の彼の次の連載が、もしかしたらちょっと変わった設定での恋愛かもしれないなと思ったりするわけです。SFやファンタジーもありえるし。 とはいえ、菜の花の彼はまだまだあと数巻は続くと思います。 この烏丸の決着がついたとしても、鷹人と菜乃花の関係はここから始まりそうだし。 花畑の約束の伏線が、この文化祭の教室でまとめにつながるとは思えません。「本物の花畑じゃなくてもいい」と言っていたのだから途中経過でしかないわけで。 先がよめない物語、まさにその通りです。 状況もですが何より心が変化していく物語。その変化の過程を丁寧に追う物語です。 PR |
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