管理人の日記、毎日のことやニュース、映画にドラマ、なんでもつらつら不定期更新。でもほとんどドラマの感想。
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前回大増ページから読み応えが続いている菜の花の彼、マミー牧場編。
登場人物が多いです。 けど、これだけわらわら出てきてもそれぞれの人物が個々の考えと人間関係をもって動いている。これが物語をリアルにも感じさせる要因なんじゃないかなあと思う。 主人公のために動かされてる人がいないんですよね。主人公あげの為に使われるというか。 これって漫画やドラマだとけっこう多いんですが、菜の花の彼は今のところそれがない。 桃森先生の悪ラブはすごく好きだったけど、菜の花に比べたらご都合的なところもありました。 主人公を決して悪くは描かないっていう。 でも菜乃花は読者に良く見せるための「いい子ちゃん」な行動におさまらず 嫌われてしまうリスクも伴うような、人間的なエゴや弱さを見せている。 これってティーン向けの少女漫画では結構な冒険だなと思う。 前回の菜乃花なんて本当にそうだし、でも今回のラストに見せた覚悟を決めて解決に向かうような凛々しさ(これ鷹人との時にもしてた類いの顔ですね)も菜の花の一部。 菜乃花って不思議なキャラで、ものすごく普通の女の子部分と、手が届かないような孤高の部分の両面もちあわせていると思う。 で、今回のラストで隼太は後者の菜乃花を初めて見たんじゃないかなあ。 ある意味ファンタジー的ですらあった隼太の「いい子」という性格が 「いい子すぎるくらいいい子だなあ」という前回の大学生のセリフで ただいい子っていうだけでなく、一つのほころびをもった個性でもある事を示唆してる気がします。 つまり、隼太が崩れる時がくるんじゃないかって! 今まで隼太って菜乃花や鷹人みたいに、自分を見失ってしまうような感情の揺さぶりを表した事がない。 本当にいい子で優しくて、おだやかでっていうのはあるんだけど、前の彼女と別れる時でさえ冷静だった。 隼太もまた本当に恋をしたことがないのかもしれない。 そんな彼がマミーで初めて自分を抑えられないイライラの一端を見せ、今回なんて「そうしたい」っていう自我を見せた。 これ、恋をして変わってきてる前兆だと思うんです。 なにげに菜乃花に対する話し方もくだけてきてる。なんか、年下の男の子じゃなくて対等な男になろうとしてるっていうか。 話がぐんぐん動いてるのもあるけど、やっぱり 菜乃花や周囲のキャラ全員がどんどん気持ちを動かしているところが、菜の花が巻を増すたびに面白くなってる要素じゃないかな。 心理描写の丁寧さも特徴ではあるけど、一番の菜の花の特徴って ダラダラループしてないってところだと思う。 だからこそ私は最終的に隼太と鷹人のどっちと結ばれるか分からないと見ています。 二人とも変わっていくんだよ。鷹人って素直になりさえすれば最高の彼氏じゃん(と鷹人にひいきの意見) あ、タイトルに書いた事にまったく触れてなかった(笑) 菜乃花は隼太にべつにキスを打ち明けなくていいと思う。そこじゃなくて、やっぱり胸に残された鷹人の棘を自分で消化しないと駄目なんだよ。 それが出来れば、わざわざ隼太を傷つけるような打ち明け話なんてしなくていいはず。 ていうかまだ恋人じゃないってのもあるしね。 でも今回の引きからして次に言うのかなあ。どうなんだろう。 PR
今回の雨の中のシーン、鷹人と菜乃花の二人のやりとりの
「中学生が付き合い始めた空気感」がものすごく リアルでした!!! いやもう、びっくりするくらい。 わかるわ、こういうなんていうの?いびつっていうか、噛み合ってないっていうか、 そこはかとなく上手く行ってない感じ。 二人ともまだ幼くて、ちょっと自分の気持ちしか見えてなくて、どうしていいかわからなくて、でも何がいけないのかも掴めない。 実体のない「つきあってる」というふわーっとした状態。 そんな二人の言葉少なな会話と、雨と、そこにただよう空気感。 いやもうね、すっごく「学生時代」っていうか、青春なんだよね。 会話でどうこうって説明するんじゃなくて、漫画としてその空気感を出しているのが抜群にうまいです。 中学の頃の恋愛ってこんなだった!と共感する人も多いんじゃないかな。 青春っていうといいイメージしか普通はわいてこない。 爽やかとか、汗とか、ときめきとか、楽しいイメージがまず思い浮かびます。 でもこの「菜の花の彼」が感じさせる青春ってそれとは違って、 つたなさ、青さ、いたらなさ、だけどそれが故に「一生懸命さ」「不器用さ」「純粋さ」もあるっていう 思春期の後悔にも似た表裏一体のものなんです。 長く生きるともっと要領がよくなって、道徳的にもなって、人付き合いもうまくなって、その場を凌ぐ術も覚える。 そういう事がまだ全然出来ない年頃の、自分の気持ちさえもてあますやりとりが非常にリアルな漫画 それが菜の花の彼だと最近とくに思います。 1巻でも少しそれが感じられていましたが、回が進むにつれその傾向が強まっているように思いました。 ただのほのぼので幸せなかわいい漫画とはとても言えませんね。読んでいて身につまされるような「おいてきた小さな痛み」を掘り返される感覚になります。 あと、今回すごく菜乃花が楽しそうに笑っているにも関わらず、不穏な空気を徐々に背後に感じてしまう。 それは、鷹人が残したヂクリと痛む「棘」が徐々に大きくなっているからかもしれない。 菜乃花はわかっているのかな、鷹人を思い出す頻度が多くなっている事に。
ちょっ…
鷹人!!! 鷹人やばあああああ なんなのこいつ萌えキャラだったのかよーーーーー!!!!!!(歓喜) 以上が前号と今号の菜の花の彼の感想でございます。 もうね、あかんでしょ。鷹人。 あまりに菜乃花を好きすぎるでしょ。 この物語の中でトップオブピュアは間違いなく鷹人でしょ。 だって自覚もなく中学からだよ??そして恋だと気付いた瞬間、同時に失恋してんだよ。 菜乃花のあまりにも残酷すぎる言葉によって…(これもまたピュアが故になんだけど) 気持ちが交差していく表現だった前号は、震えるほど良かったです。もうすごく。 で、どうなるのって思ってたんだけど今号で鷹人さん、闇に落ちました。 あかん、これ萌えキャラや。かなりの。 もうね、確実に一定層いると思うんです。報われない系っていうか ちょっと闇に入ってしまう程の一途をこじらせ系っていうか スペックを活かしきれない残念系っていうか 不憫系っていうか。 そういう男子に激萌えする一定層が。そのうちの一人が私ですはい。 ニッチかもしれないですけど。 私はだいたい漫画のヒーロー位置にいる人にちゃんと萌えるタイプなんですけど、初めてかも知れない。当て馬にもっていかれたのは。 隼太くんだってちゃんと魅力的なんですよ。かわいいし、誠実だし。 あの優しく包むあったかいオーラはとてもいい。 でも、私的にはだんぜん軍配は鷹人にあがりました…。 もともとハツカレ時代から桃森男子の黒髪はビジュアル的にやばいんですよ。絵だけで相当萌えなのに。やられたわ〜… これは隼太、相当がんばってもらわないと鷹人を超える事はできませんよ!(私的に) ただね、隼太ってちょっと菜乃花に惹かれ始めてはいるけど、まだ恋してるって感じじゃないんだよなあ。 なんといっても中学生だし(中学生のわりに落ち着いてはいるんだけど)節々に見せる顔や行動がまだ幼いんだよね。 だから隼太もこれから変わっていくんだとは思うんですが。 それにしてもこの物語、本当に感情が動きますね。 とてもいいです。とても!!
菜の花の彼 〜ナノカノカレ〜
今号、すごく良かった。 前回が急展開で、その前幸せいっぱいで前向きだった菜乃花が どん底に突き落とされて、どうなるかと思ったけど… その事件があったからこそ、優子と新しい関係を築けた。 友情に結びつく展開は意外だったけど、その意外さが良かった。 しかし優子ちゃんはほんとにリアルだな。 この彼氏もただの最低男で終わるんじゃなくて その行動に優子もちゃんと関係していて… それぞれのキャラクターの行動理念がきちんと描かれ、フォローされているところに好感がもてます。 そして、菜乃花もまた今まで本当の友達はいなかったのかも。 中学、高校と通じてリア充にしか見えないけど 実は本当に心を許せる友達関係なんて持ってないっていう子は多いと思う。 自分の心を吐露できる友達って本当にありがたい。 いろいろ心の中で難しい事を考えていた菜乃花が ラストで子供みたいに素直に打ち明ける流れは、とても感動しました。 しかし鷹人、この後どうするんだろう。 鷹人と菜乃花の関係もいい方向に向かって行くといいな。
菜の花の彼がすごく面白い。
連載はじまってまだコミックも出てない、そして連載もまだ7話目にきたばかりだというのに すごくドラマチックなんです。 でも急いてる感じはなくて、気持ちの流れはとても丁寧。なかなかすごい漫画だなあと感心するばかり。 絵もすっごく綺麗だし、それだけじゃなくてやっぱり「上手い」んですよ。 とくに前回の巻頭カラーの回と 今回の「鷹人」が出てきた回 それから付録の隼太の番外編 どれもとても良かった。 少女漫画ってわりと主人公の目線だけで話をおっていくのが多いんですが、これはそれぞれの気持ちを同時に見せてってる。 この手法は少女漫画ではわりと難しいと思うんですけど(なぜなら主人公目線だけに絞り込む事で、事象をシンプルにし、主人公に感情移入させるのが少女漫画の目的となるからです。) でもこの漫画は基本的に主人公の目線で進みつつ、同時にいろんな人のいろんな気持ちがまざってくるのを多角的に見せているんですよね。 そこがなかなか上手いところ。いくえみ稜さんやくらもちふさこさんもそういう作風ですね。一条ゆかりさんなんかもそう。昔のベテランの人気作家に多い。 同時進行でいろんな物事を進めて行く。 逆に最近の若い作家さんには少ないと思うんです。とくに最近のヒット作はわりと主人公から見た世界と気持ちだけを描いて、なるべく感情移入させる漫画ばかり。 多角的な視野で、でも基本は主人公目線で描いていく物語は、今の作家には珍しい手法だと思います。それが難しいからかもしれないし、読み手の読解力の平均値が幼くなったせいもあるかもしれない。 まあ、それはさておき 前回の巻頭で、菜の花が隼太に恋をした事でどんな風に変わったかがとてもわかった。 そして今回で、気付いたんです。 「菜の花の彼」は二人いるんだと。 王道なら当て馬の男っていうのは、主人公とその彼がうまくいってラブラブになってから、話をさらに膨らませる為に3巻くらいで登場させる。 もしくは最初からいても、片方は最初は恋をしていない。 こんな早くからもう一人の彼が登場し、そしてその彼も恋をしている。 つまり、タイトルの「彼」は昔の彼と未来の彼の二人を指し、 主人公の昔の自分と未来の自分のあり方でもあるんですよ!! 前回の巻頭カラーはたぶんコミック1巻のラストにあたる話になると思います。 そうなると、恋をすることで変化していく主人公の菜乃花を 最初の2p目の隼太と最後のpの鷹人で挟んでいる形になるわけです。 これ、すごい。完全にコマとかも対になってます。 きっとこの物語は隼太と少しずつ育んでいくだけの恋物語じゃない。 鷹人もただの当て馬なんかではなく、とても大事に描かれていくんじゃないかな。 菜乃花と、友達の優子は早くも1巻で成長をみせている。 とくに優子は女友達としてかなりリアルです。 傷をおっている男子達も成長していく話として、全員を見せて行くんじゃないでしょうか。 |
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