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管理人の日記、毎日のことやニュース、映画にドラマ、なんでもつらつら不定期更新。でもほとんどドラマの感想。
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佐野史郎さん主演の「限界家族」がおもしろい。
始まってまだ2回ですけど、すでに引き込まれています。
今のところ面白い順に並べると

★★★★★ コンフィデンスマンJP=おっさんずラブ=モンテクリスト伯=限界家族
★★★★  西郷どん
★★★   シグナル 長期未解決...>正義のセ>あなたには帰る家がある
★★    Missデビル 人事の悪...>ラブリラン>半分、青い。
★     いつまでも白い羽根
1話見たけど続きは見ない…特捜9、家政婦のミタゾノ2
1話見逃したので見れないまま…ブラックペアン、花のち晴れ、やけに弁のたつ弁護士

といった感じ。
限界家族は主人公である佐野史郎さんが、団地に引っ越して来て
そこで起こっているいろいろな問題を解決していく物語なんですが
そのやり方と目的があきらかに異常。
しかしこの主人公、ただのサイコパスというくくりにはできない感じなんです。
過去にあったなにかしらの事件に絡んで恨みをはらしにきたか
もしくはもっと別の問題を抱えているのか。
彼は団地という中で古き良き時代にあったよことのつながりを取り戻そうと奔走します。
人のために尽くし、人のために働き、周囲から疎まれている団地の住民の本当の望みを叶え、輪をつくる。
しかし人が気がつかないような本当に嫌な人に対しては徹底的にうちのめす。
そのやり方は犯罪のボーダーを超えている。

これは主人公の抱える闇を暴いていくという物語の軸がありつつも、団地という中でまきおこる人間関係を
古い価値観の良さで解決していくという側面もあります。
こういうのってだいたい主人公の押し付けがうっとおしいんですけど、そこを絶妙なバランスで気持ち良く見せている。

それはひとえに、この主人公がどこか「人に対して諦めている」からなのではなかろうか。

団地の人を救っているように見えるけど
彼は実際、団地の人たちに対してなにも期待していない。
輪をつくり横のつながりを広げているように見えるけど
誰のことも信用していない。
古い価値観を最も失っているのは彼自身に他ならないように見えるのです。
それは挨拶を無視されてとくに残念な顔もせず落胆もせず「あ、そう」といった
さも当たり前のような、なんでもないことのように受け流す姿から垣間見える。傷ついてもいない。
そういった小さなところから読み取れることなんですよね。
このドラマ、演出が結構こまかくて丁寧な気がする。演技も。

今後どうなっていくかにかかってはいるけど、ここまではすごく面白い。
この役は佐野史郎さん以外にはできないだろうなあ。
いや、できるだろうけど、この絶妙な温和さと怖さは佐野さんならではのもの。


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