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管理人の日記、毎日のことやニュース、映画にドラマ、なんでもつらつら不定期更新。でもほとんどドラマの感想。
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http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/5131836.html

↑このまとめサイトでも見ましたが、番組自体もちょうど偶然みていました。
宮崎監督とドワンゴ社長川上さんのやりとり…。
いや〜〜胃が痛くなったww
クリエイターとしての意識の違いが出ていて、興味深かったです。

同じゾンビというものでも捉え方がもともと違うんだろうな。
人工知能で学習させた人間が、痛覚がないから頭をつかって歩こうとする。前に進むためには手段など関係ない。
そこで人間では考えられないような動きがうまれる、それをどうとらえるか。
AI開発としてただ「発見」ととらえたドワンゴはそれが面白く、ゾンビの動きに応用できないかと言う。
でも宮崎監督は生命に対する冒涜だという。
その動きが、宮崎駿という人には「死ねない人間が、どうにかして必死にもがき生きようとする」姿に見えたのだろう。
それを「気持ち悪い動き」といって笑いながらプレゼンしたドワンゴに監督は怒った。
これね、本当に、感情をうみだすクリエイターか
システムを構築するクリエイターかっていう差だと思うんですよ。
まあこの人工知能を使った芸術がすでにいくつもあって、こういった気持ち悪さではなく美しいものとして絵画や映像が発表されている現在としては
ドワンゴが提示したものは新しくもなく、素材としても拙かった感じはします。
これがピクサーならAIを取り込む面白さをプレゼンするにしてももっと切り込み方が違っただろうし。
なんか作ってたらこんなん出来たんだけどwの域を超えていないから、怒ったというのもある気がしました。
でも悪意はないのに、少し可哀想な川上さん。
というか。宮崎監督は目下の人に対する接し方、駄目出しの仕方、ものの言い方がキツ過ぎる。
感情のままに言葉にしてしまってるからそこはどうにもなあ。
相手を全否定しフォローせず、認めるべき部分まで排除してしまうような言い方は人がついてこない気がする…。

しかしです。個人としての芸術性やクリエイターとしてのセンスは卓越してる。
短編アニメを作っているところが撮影されていましたが
けむしが卵から生まれて初めて世界を見、あたりをみわたす
というだけの動きに、どれだけの感情をこめてどれだけの感情を想像し、周囲の中にほおりこまれる状況まで映像にしようとしているか
本当に小さなところまで考えて想像して、作っていることに驚き感動しました。
周囲の人たちはそこまで想像がおよばない、そもそも気付いていない、考えてみようとしてないんですよね。
物語がみたくて映画を好きになったんじゃない
キャラがみたくて好きになったんじゃない
このシーンすげえ!と思ったから好きになったんだ
という監督の言葉、なんだか分かります。
ジブリの映画はそういう、物語の理屈とかキャラとかよりも、このシーン!の連続で作られてきたような気がします。

にしてもですよ。
このドワンゴとの一件があった後に長編アニメを作る決意をした宮崎監督がいるとしたら
このプレゼンを承諾し企画した鈴木Pって有能すぎないかwwww
今は新しいアニメ監督がたくさん生まれていて、ジブリでなくても大ヒットを生み出せる。
そこにきて宮崎監督の新作、そしておそらく最後の長編。
今のヒットアニメって、ファンタジーといっても現代の生活を基盤にしたファンタジーなんですよね。
けどもし宮崎監督がやるなら、ナウシカの完全版かもしくは、世界観から構築したファンタジーを作ってほしい。
オリンピックの開会式の映像を作ってほしいと思っていたけど、長編アニメの方がよっぽど楽しみです!
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