管理人の日記、毎日のことやニュース、映画にドラマ、なんでもつらつら不定期更新。でもほとんどドラマの感想。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ナノカレが終わった事で気持ちがなんか脱力したっていうか、しばらく漫画を読む気になりませんでした。が、コミックスの最終巻が出てちょっと復活。
久々に感想書こうとおもったらもう1ヶ月も空いてたなんて…。 以下ネタバレありです。 コミックスで描き足しありました!鷹人の補完だった!嬉しい〜〜〜!! このたった4pがあるのと無いのとでは読み味が結構変わりますね。これが雑誌掲載時にもあればなあ。 私が想像していたのは、烏丸のお葬式の帰り道?の鷹人が菜乃花をみつけるシーンに、鷹人のモノローグがのせられるかもしくは鷹人の独白のシーンが入るというものでした。 が、その前の病院の屋上で、隼太との会話の続きと、そこに鷹人のモノローグが足されてました。 この隼太と会話するっていうのがすごくよかった。 「悪い男になった気分だ」っていうのは隼太の悪意のない自嘲だと思うんです。自分のエゴを優先して、一度決めて去った事もなしにして もう一度菜乃花の前に現れ、なおかつ自分を信じろと言う。俺は落ちないと言い切る。 これってもう、「俺を思い出せ」と同義語ですね。 これくらいのエゴは隼太にとってもう、すごく、すごく悪い男になった気分なんだと。 今までの自分はしなかったくらいに、エゴを出したと。 たしかにそうなんだけど、でも鷹人のそれに比べたら、今後の苦しみも含めて鷹人が「はっ」と笑うくらいのものなんですね。 けれど、隼太にとってはとても大きい変化。 こういうところも含めて隼太は隼太なんです。 健全で、まっとうで、ヒーロー。文句なく。 最後までぶれなくそうだった。 そんな隼太であることをまるごと受け止めて「むかつく奴だと思って」って笑える鷹人も 「綾瀬さんはあなたを好きでい続ける」と覚悟を決めてる隼太も どちらもお互いがお互いらしくいる事を認め合って終わった感じがして、とてもよかった。 友情じゃないんだけど、ライバルとして対等になったというか。 隼太は鷹人の一途さや自分の気持ちに正直になることや、たとえ悪になっても望みを叶えようとする情熱を 自分の一部になるくらい学べたと思う。 それは菜乃花に恋した事からと同時に、鷹人からも学んだ気がするなあ。 そしてラストの隼太の部屋。 9巻で菜乃花が初めて隼太の部屋に行った時と同じく、何もない。固執が見られない部屋。 なにもかも手放して持ってこない、そんな事に自分自身が気がつかないくらい当たり前になっている中で 片隅にそっと存在していたもの。 …この花畑の回収、本当にすごくよかった。 そこで、私ちょっと考えてみたんです。 最終回のすぐ後に感想をブログにアップしたんですけど、その記事の返答という形で あの終わり方があっさりしすぎていて、あの後の二人のラブシーンとかが欲しかったという意見を私のサイトのメールフォームにお一人からいただきました。 その方と少しやりとりをして、キスシーンくらいはあってもよかったかもねと言ったりしてたんですが 今はちょっと考えが違います。 もし、あの後に菜乃花が「花畑みたい」とだけ言った言葉の意味を懇切丁寧に説明して それに感動した隼太が菜乃花を抱きしめ、キスして終わったとします。 …それだとなんか、過剰だなって気がしたんです。 なんとなくですが菜乃花はあのあと、説明もせず「なんでもないの」といって涙をさっと拭いて笑うんじゃないかな。 心の中に鷹人が残っていても残っていなくても、もう隼太がいない一人のところでひきずられそうになっても、不安になることはないから。 そして隼太はその花畑の意味を全部は理解せず(だって自分の寂しさに自覚がないから) あいかわらずどこかの花畑に連れて行こうとしてるんじゃないかな。 菜乃花はぜんぜん違う気持ちで、約束を果たすっていう意味でもなく、ただ、新しい気持ちでその花畑を隼太と見るでしょう。 だから、あのラストのすぐ後で隼太が感動するっていう事に結びつかない。 泣いてる菜乃花を慰めるっていう意味でびっくりした隼太が菜乃花を抱きしめようとするかもしれない。でも、菜乃花はもう涙を拭いた後だから 「だめだめ、カーテンがないから!」とか言って照れたりして。それくらいなんじゃないかなあって思ったんです。 なんとなく、隼太を感動させるための押しつけを見たくないっていうか。 あれを花畑だと感じた事は、菜乃花の心の中だけで咲いたもの。 そこで終了しているのが美しい気がしたんです。 隼太と共有してほしくない気がしたんです。 だからあそこでぱっと終わったんじゃないかな。 イメージとしては、最後のモノローグのあと画面が消えて、映画のテロップが流れる感じ? 12巻と13巻は鷹人ファンにはとてもおいしい場面がいっぱいでした。鷹人もかわいくて。 そして14巻の鷹人はこれまでで一番優しい顔をした。 けれど隼太は、葛藤と、ずるさと、冷たさ、苦しみ、大人の男の顔、中学の時の顔、最後にまた戻ってきたあどけなさ いろんなものが入ってた14巻だったなと思います。 私は鷹人ファンだからどうしても鷹人を贔屓に見てしまうけど、それでも隼太はヒーローだったなと思います。 そのまっすぐさや健全さが残酷なくらいに。 ずるくもなったし、我も強くなったけど、それでも健全なんです。 彼はもう菜乃花を絶対離さないでしょう。身体エリートな彼はけっこう早く菜乃花と学生結婚なんてしちゃいそうな気がするw そして子供は5人くらいいそうな気がする。日曜は車で家族旅行とか。自宅でバーベキューもしそう。ああ…幸せな家族の図しか見えない…。 けれど社会で活躍し出世していく気もするのは、菜乃花と恋をし鷹人と出会い、多少なりともずるさや我欲を培ったから。 そういう意味で菜乃花と隼太はお互いを高め合えるカップルかもな、なんて思ったりしました。 鷹人は菜乃花がいなくても出世はするでしょう。ただ、彼が幸せな家族を持つ為には菜乃花のようなタイプではなく、変化する前の中学時代の隼太のようなタイプの女のコがいいかも。 次でナノカレの感想も終わりかな。菜乃花について書きたいなと思ってます。 PR |
カレンダー
最新記事
(03/23)
(03/23)
(03/23)
(01/24)
(01/21)
(01/21)
(01/21)
カテゴリー
ブログ内検索
|